非二元に関する本を読み、
「なにこれ?意味不明」
と、思いつつもなぜか意味不明に惹かれて読み続ける。
そして非二元のうたい文句、
「わたしはいない」
が、幼かったころの私を、そろーーーっと、じょじょに、思いださせはじめる。
あれはちっちゃいころ、この世がもわもわして見え、自分ももわもわしてて、何だか取りつく島がないように感じていらいらしていた。
なんかちがう。。。
なんかちがう。。。
こうじゃないんだなー。。。
何かに悪戦苦闘していたある日。
そう、あれは突然にきた。
「ハイ。入りました。この身体に」
という感覚になったんだ。
すっぽりと身体に入った感があって、
「あーやっとこれに入れたー」と、安堵した。
ためしに腕を振ってみた。
すっと腕が振れる。
「うふ。腕、振れてるじゃん♥」
足、動かしてみた。
「オーーっ!足、動いてるじゃん♥」
それまでは、腕を動かしている感も、足を動かしている感もなく、ただ、もんわ~~とした、たとえてゆーなら残尿感(?)のようなものをただよわせていた。
おまけに、「つくしちゃん!ちゃんとしなさい!ちゃんと歩きなさい!」
と、親や幼稚園のせんせーにきびしく言われていたものだから、どうもちゃんと歩いてもいなかった様子で。
なもんだから、なんとかこの体に入ろう、入ろうとしていたのだな。
その努力(?)のかいあって、ある日突然にこの体に入った。
あれから50年。(きみまろ風)
おとーさん、おとーさん。
まさか、あたしは、あのもわもわした状態に戻ろう戻ろうとしていただなんて。
ああ、おとーさん。。。。よよよ。
非二元の本、クソ難しくって、何言ってんのか、サーッパリわからないけど、なんか惹かれる。
なんでやねん!「わたしはいない」って、なにいっとんねん!
とかおもいながら、眼を皿のよーにして読みふけること2年間。
ひょ、、、ひょっとして、あのこと?
身体に入る前のこと?
ぎゅっと凝縮して局在化した「バディなわたし」になる前のこと?
拡大した意識がただあるだけだったあのときのこと?
あれから50年。
縮小した「わたし」は、楽しいこともあったが苦悩もあった。
その苦悩から脱出しようと、今度はこのバディから出よう出ようとしている。
しかしいったん入っちゃったものは、そう簡単にはぬけられそーもない。。。
だって、50年も定着しちゃったんだもーん。
だもんだからマインドは、
「う、、う、、でられない、、、」
「う、、う、、でられない、、、」
と、もがいているのであった。
ちゃんちゃん。
(こんなことなら、入らなきゃよかった。)
絵:「縮む世界でどう生き延びるか?」MF新書表紙イラスト
「働かないアリに意義がある」の著者さんです。
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