2025年7月25日金曜日

メソッドは変化する


 

心の解放を得るためにメソッドを使う。


最初のうちはその効果を感じるが、

そのうち徐々に効果が消えていくことを感じたことはないだろうか。


だんだん決まり文句のように使い始め、

そこに心は入らなくなり、呪文のようになっていく。


同じような問題が繰り返し起こっていると気がついた時、

そのメソッドを心の安定のために使うだけになっていないか?

同じ問題が繰り返されているというのは、

そこから次のステップに踏み込むきっかけをくれているのかもしれない。


メソッドは変化する。

その人の心の状況に応じて。


コースのワークブックの中の日々の文言の種類があれほど多いのは、

一つの文言で統一するには意味がないことを教えてくれている。


「赦し」という言葉の中に、膨大な意味内容が入っている。

心の奥深くに入っていけばいくほど、

その単なる三つの音が、あらゆる意味を含んでいることを教えられる。


言葉はあまりにも記号だ。


「世界は愛でできている」

という言葉と


「世界は愛でできている」

という言葉は、


それを発する人の心によって、全く意味が違う。


「この世は幻想だ」

という人がいる。


「この世は幻想だ」

という人もいる。


その意味を本当に理解している人と、

していないで言う人。
側で聞くと同じ音である。


言葉は、簡単に口にできるという恐ろしい道具である。

言葉だけ聞き、それを真似すると、知った気になれる。


だが心の中は正直だ。

小さな違和感で、それを発する自分に抵抗を感じる。


「世界は愛でできている」

「この世は幻想だ」

そうらしいよ。

でも本当だろうか。

いや、正直言ってそれを鵜呑みにしちゃいかんだろう。。。等々。



だからこそ、考える。

自分から、その淵に向かう。


今、私に何が起こっている?

これはどういうことなんだろう?


誰かに教えてもらったメソッドを捨てて、

自分の心に入っていく。


それはあなたにしかわからない、

その時その時で変化するメソッドだ。



言葉で知った知識を持って、

心の海に沈んでいく。


聖霊という酸素ボンベを連れて。






和紙で制作した作品のオンラインショップができました

ペーパーバックの表紙を制作した原画のオンラインショップです



2025年7月24日木曜日

あなたは自分で自分にこれを行なっている


 

あなたのことを口うるさく言ってくる人はいないだろうか。


あれが良くない。

そういうところがダメなんだ。

いつまで同じことを言わせるんだ。


それを聞くたびに私の心は震え、ああやっちまった!

やばい!なんとかこの悪い癖を直さなきゃ!


そう言って自分を正そうとする反面、

心の底に、あのやろう。このクソ野郎。死にやがれ。


という思いも潜んでいる。


私を「正しい方向」に導いてくれる人に対して、

それをやろうとする心と、それに反発する心が同時にある。


私はこの思いの中でずっと生きてきた。

あの人の言う通りにやらなきゃ!

でもできない。。。

ああ、私ってダメな人間。。。

。。死んでしまえ。。

でもあいつも死んでしまえ。。。


もうぐちゃぐちゃ(笑)



苦しみの中でふと気がつく。


あれ?

これ私が自分に言ってる言葉なんじゃないか。。。?




コースのテキスト最後の方に出てくる言葉がある。


”救いの秘密は「あなたが自分で自分にこれを行なっている」

と言うことだけである。

攻撃の形の如何にかかわらず、依然としてこれが事実である。”


これと同じ内容の言葉が、ここで4回も続けて書かれている。


自作自演。。。

これが依然として事実である。。。


私はこの言葉に惹きつけられる。何度も読み返す。

そして最後にこう締めくくる。


”聖霊は、あなたに痛みをもたらす苦しみの形にかかわりなく、

解放についてのこの包括的なレッスンを、

それが学ばれるまで繰り返す。”


うわー、それが学ばれるまで繰り返されるんだ。。。




冒頭の口うるさく言ってくる人の言葉、

「あれが良くない。

そういうところがダメなんだ。」


これ、自分が思っていることだからじゃないか?


自分は罪深いと思っている。

だからこそ、その罪深さを証明してくれる人を置いたのだ。。。!


え!?

そ、、、そういうこと。。。?


振り返ってみれば、思い当たる。

あいつはずっと私に「罪」を意識させてくれた張本人だ。


シナリオは私が書いた。


ドラマは主人公が罪深いことを演出するために、

周りに被害者を配置する。

「お前のせいで俺は不幸なんだ!」と。


世界は自分の心の中が投影されているのであれば、

自分の周りは私の思う通りになっている。

自分には罪があると思っていれば、

その罪を証ししてくれているだけなのだ。


原因に立ち返る。

原因はどこに?

私の心だ。


罪はあって欲しいのか?

自分が有罪でありたいのか?

否!


だったら、その自分の罪を証明する役者に

その役割を降りてもらうのがいいんじゃないか?

だって私がシナリオライターなのだから。



人に「お前は罪深い」というとき、

この世に「罪」というものがあると証明することだから、

その人もまた知らない間に罪を背負うことになる。


だが「お前は罪人である」と証明する役を降りてもらうと、

その人の心にも罪というものが消える。

どちらにも背負うものがなくなるのである。


どちらも解放される。

この道理が体験されることになる。


あの時からその人物は私の罪を証ししなくなった。










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2025年7月20日日曜日

本が出来上がりました

本の表紙






 

本が出来上がりました。


題名は「TSUKUSHI’S WORLD ~絵画の中の物語~」


これを作品集と呼ぶのか、絵本と呼ぶのか。

個人的には、新しいスタイルの絵本と呼びたい。


私の絵は森で生まれます。

森の中に入ると心が広がって、そこにいるあらゆる生き物たちに感応します。


歩きながら出会う何気ない風景。

形の違う草たちがひしめき合って共存する姿。

包み込むように木々に見おろされる心地よさ。


その一瞬一瞬の彼らとの触れ合いに感動し、和紙を使って絵にしてきました。


それを言葉に変換し、作品の横に添えました。

詩のような、小さな物語のような言葉。

私の絵と言葉は、私の中の物語。


ページをめくるたびにそれを感じてもらえたら嬉しい。

一緒に森に入っていけたら嬉しい。

そんな思いでこの絵本を作りました。








A4サイズ横位置。全64ページ。そのうち作品は31点。


定価は2500円(税込)。


自費出版なのでどこにも流通していません。


高尾駒木野庭園で10月10日~20日まで開催される私の展覧会で販売します。


それ以外では、お申し込みいただければ、レターパックライトにて郵送いたします。

送料は430円です。


定価2500円+送料430円=2930円です。


お振込は、みずほ銀行、もしくはゆうちょ銀行にてお願いいたします。


みずほ銀行:

高円寺支店 

普通預金 #1598555 

名義:カイヌマツクシ


ゆうちょ銀行:

記号10160

番号71359861

カイヌマツクシ



下記にお問い合わせください。

その際、郵送先のご住所とお名前、お電話番号を教えてください。


tsukushikainuma@gmail.com




絵本であなたとお会いできる時を楽しみにしています。


つくし










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