杉花粉舞いはじめる今日この頃、みなさまにおかれましては、
ますますご健勝のこととおよろこびもうしあげます。
ますますご健勝のこととおよろこびもうしあげます。
とゆーことで、何やらむずむずもぞもぞ鼻の辺りと、目の辺りと、のどのあたりが、その存在を主張しはじめておるのですが、やまんば流は、それをそのままにしておく!という流儀。
鼻水?でるに任せます。
かゆい?かゆいまんまにしておきます。
まったくの無抵抗!!!
鼻水?でるに任せます。
かゆい?かゆいまんまにしておきます。
まったくの無抵抗!!!
だいたい鼻水が出るのは、からだの何かが何かに反応して出て来る症状。長い冬から春に向けて、おからだ様が誰に頼まれたわけでもないのに、からだを開いたり、うるおしたりとひたひたと調節をなさっている最中。
お鼻様が、ぴりぴりとからだを刺激する花粉に対して、
「おおそれならば、鼻道をたいらけく、やすらけくするために、お水でうるおしておこう」
としてくれているのである。
それなのに、アホな自我は、
「えー。鼻水出よったー。かっこわりー。ちーん!」
と、かんでしまうのである。
お鼻様:「あん?せっかく鼻水で花粉をふせいだのに、かみやがった。しゃーないなあ、また出すかー」
自我:「えーまた出たー。んもう!ティッシュでかんでやるー!ふんっ!」
お鼻様:「アレ?またかみよった。しゃーない、また出すかー」
自我:「えーん。またでたよーー。んもうー!ちーん!」
お鼻様:「あら?また鼻道が乾いちゃったじゃないのー。また出すわよー」
を、延々と繰り返しているのである。
お鼻様とアホな自我の意思疎通がまったくなされてないのである。
かくして、お鼻を真っ赤っかにしながら、ティッシュを買い求め奔走する人々の風景がこの季節の風物詩となったのであります。
昔いたよなあ、鼻水でじゅるじゅるになった鼻を腕でふいて、鼻と腕をカパカパのテカテカにしたガキが。
やまんばは、外に出る時は昔のガキになるわけにはいかぬが、せめて家にいるあいだは、お鼻様のなさるがままにしておきます。すると思ったほどの症状にもならず、この季節をうまく通り抜けていくのであります。
いやはや。さすがおからだ様。
自我には到底追いつけない技を披露してくれるものです。
自我には到底追いつけない技を披露してくれるものです。
あなたもおひとつやまんば流、いかがですか?(いらんいらん)