2008年6月30日月曜日

アラビアのロレンス



高校生のとき、同級生に影響されて、美少年ごのみになった。
なんというか動物は皆、メスよりもオスが美しい。きらびやかで、ハデで、存在感をアピールする(すべてメスのためだが)。
それにくらべてニンゲン種はどうだ?メスの方がだんぜん美しいではないか。でもよく考えてみると、メスは化粧をしている。
もし、すっぴんになったら、果たしてオスとメスではどちらが美しいのだろうか。
じつは、どっちも美しいに決まっている。
ところで、ここに美しい男がいる。それはアラビアのロレンス。ああ、あなたのお膝にしがみつきたい!
ハーバードビジネスレビュー掲載。

2008年6月28日土曜日

扉イラスト


 
SFマガジン8月号に掲載された扉イラストです。
人が植物に変身していくこのお話は、私の大好きなパターンです。
じっさい、山で大きな木にそっと触ってじっとしていると、ほわ〜んとした暖かい波が手の甲に流れて来ます。
そのとき「ああ、今、木と交信しているのかなあ」とうれしくなります。でもその木が一体何を私にしゃべっているのか、ちっとも分からないのが残念だけど。

2008年6月27日金曜日

へんな地図その3

京都

ニューヨーク

パリ


 
こうなりゃなんでもやってやれと、その街がわたしに教えてくれる形を地図にしました。
するとほとんど抽象画の様相を呈して来ます。
この地図をもって街に出ると迷います。人を惑わす地図ってどお?

2008年6月26日木曜日

カットイラスト1




 
このイラスト依頼は、たしかビジネスやお金の運用の話しだったと思います。
種をまき、大事に育てて、やがてたわわな実をむすぶ。まさに理想的な比喩ですね。
現実の私はというと、お花を育てれば枯らしちゃう。庭の草はぼうぼう。私にとって絵とは、こうありたいという願望のあらわれなんでしょうなあ。

2008年6月24日火曜日

CDジャケット-リウカカント-


 
モダンアイヌミュージック『リウカカント』のジャケットのためのイラスト。
今、出来立てほやほやです。
現実的なニンゲンでもない、馬でもない、どこかミステリアスな存在をえがいてみました。

2008年6月22日日曜日

心象風景1



COOPけんぽで使われた作品。『故郷』をテーマにしました。
故郷の高知は、自然にみちあふれていました。

2008年6月19日木曜日

雑誌表紙

ぶんぶく茶釜

おぼろ月夜


日生協健康保険組合で出している『COOPけんぽ』という雑誌とは、長いお付き合いになります。
日本のいろんな風景や心象風景を描かせていただいています。
NYでの喧噪の日々の中、この仕事をやると心が落ち着き、知らない間にカウンセラーにもなってくれていました。
小さい頃見た感じた風景が、大きくなってこんなにも心の支えになってくれているとは思ってもみませんでした。

2008年6月18日水曜日

石原莞爾


 
雑誌『ハーバードビジネスレビュー』で使われたタイトルイラスト。
戦争や政治にはまったくうとい私ですが、
資料として渡された彼の顔写真を見て、ただならぬ雰囲気に圧倒されました。
得体の知れない強さと、感覚の鋭さと、数々の経験による知恵が結集され、それをすべてうちにしまい込んだ顔をしていました。
こんな人こそ、もっとも美しく描かないと。

2008年6月17日火曜日

書籍表紙「豊臣秀吉」


 
ちょっと男前過ぎたかな〜。
苦悩する男は美しいので、大目に見てやってください。

2008年6月16日月曜日

へんな地図その2-JTB





94年にJTBのツアーパンフレットの表紙のお仕事をやらせていただきました。へんな地図シリーズの一つです。
その国のイメージの写真とのコラージュ。国名は私のオリジナルの文字。
なかなか楽しませてもらいました。

2008年6月15日日曜日

絵本ーウイルスのひとりごと





 
このウイルス君は、お調子もので、ええカッコしいで、頭のよさそーなふりをしていますが、じつは大まぬけ。
このキャラクターが大好きです。ってこれ、ほとんど私の性格?

2008年6月14日土曜日

ニッポンのロックスター

氷室京介

布袋寅泰

 
B-PASSというロック雑誌で、しばらくニッポンのロックスターの似顔絵を描いていた。
高校時代はバンドをやっていて、美大に入っても親にナイショで音楽学校に通っていた私。私のお耳とお目目は、アメリカとイギリスの音楽にしか向いていなかった。
この仕事をもらったとき、はじめてニッポンのロックスターを意識した。なるほど、結構美的ではないか。思わずじーっと見ほれてしまった。ニッポンの男は美しいぜ!

2008年6月13日金曜日

book cover-chinese-




中国の小物を描いて!
といって、中国の小物のリストが出された。その中には菊の花も。
「それはニッポンでしょ!」とツッコミ入れても通じない。しかたなく自分で勝手に牡丹の花に変更。
出来上がった印刷物を見ると、お箸を持った右手は、反転して左手になっていた。
アメリカ人は左ききが多いのだ。
でも結構可愛いデザインになっていたので、背表紙と裏面も紹介します。

2008年6月12日木曜日

へんな地図その1-map-

イタリアの地図

トルコの地図


 
この抽象絵画のようなへんちくりんな形は、地図です。
ここだけの話、私は『道フェチ』であります。地図を広げて眺めているうちに、頭がくらくらしてきて、道が模様に見えてくるという現象が起こります。とくに中近東の道は、自然にできた道と、人間が作った道が微妙にあいまって、独特の形をしています。
それを見ながら自分のラインを作り上げていくのですが、描いては消し、描いては消ししている間に、手は真っ黒、机の上は消しゴムの粉でぐちゃぐちゃになります。

2008年6月11日水曜日

NYの地下鉄



ニッポンの地下鉄はきれいだが、NYのそれはとてつもなく汚い。
しかしその汚さがどこか味になって、制作意欲をかき立てられる。
こまったものだ。
これは紙で制作したもの。横幅は約150センチ。

教科書ー英語



 
ニューヨークに住んでいる時にいただいた英語の教科書のお仕事。
喧噪の中でのコーヒータイムは、ホッとなごみます。

2008年6月10日火曜日

横峰さくら



 
『デサント』のイラストコンペ
さくらちゃんの体から匂いたつような花を表現してみました。

2008年6月8日日曜日

絵本その1-children's picture book-





蛇口をひねると出てくるお水さんは、どこへいくの?という絵本です。
たった一滴の水が、地球規模で長い長い旅をへて私たちの手の平にやって来る。
こんな小さいものが、じつは大きな営みの中の主人公。巨大な循環の中で、ちっぽけな私たちニンゲンは生かされている。
この仕事をしながら、大自然への畏怖の念を抱かずにはおれませんでした。

2008年6月7日土曜日

アメリカのブックカバー-book cover-




同じイラストレーターの絵で、シリーズ展開することはあまりアメリカではないそうですが、
このミステリー作家のブックカバーは、ずっとやらせてもらっています。
『A Grace & Favor Mystery』というネーミングがついています。

2008年6月6日金曜日

なんかようかい?-magazine-





昨日とどいた雑誌をさっそく紹介します。
別冊宝島から出ている『大江戸タブー事件史』のコラムのコーナーのイラストとエッセイを作りました。
江戸時代のことを考えると妄想が果てしなく広がって止まりません。江戸妄想族と呼んでください。

2008年6月5日木曜日

キャラクターその6- charactor-






雑誌レタスクラブの本『お金の本』に掲載された通称『ゴールデンエンジェル』です。
外国版座敷童とでもいいましょうか。こんな座敷童がうちにいてくれたらいいのになあ。

ミステリー -book-



ニューヨークにやってきた中国系女性が、事件に巻き込まれる!
コージーミステリー

書籍表紙



まさに女性のからだについての本。
大胆すぎちゃって、いろいろ文句もでたようですが、
担当の方は女性で、力強く押切ってくれました。
ニッポンの女性は強いのだ。

2008年6月4日水曜日

ウポポ キャラクターその5





アイヌ人の唄い手と知り合いました。
彼女のイメージは、凛とした誇り高い一匹のトナカイ。
その彼女のCDをデザインするとこのようなものになりました。
コンサートのチラシも制作。