意識されたものは現象化する。
引き寄せの法則というのがあるが、あれはまんざらウソではない。あれがよかったのは、意識がモノを作り出していることを意識化させてくれたことなのだ。
ある日、Bくんは、Aくんのルーズなところをみつける。
Bくんは、
「え~~、あいつ、そんなところがあったんか。。やだな。。」
とおもう。
すると、そんなことをされるのがいやだから、Bくんは、Aくんの行動が何となく気になり始める。だって、またイヤなことされたらいやだもん。
だから、しらずしらずのあいだに、いつもAくんのことを目で追うようになってくる。
すると案の定、Aくんは、またルーズなことをやった。
「あ~~っ!あいつまたやりやがった!」とおもう。
そのとき、はっきりとBくんの中に、「Aくんはルーズな人」という信念が生まれる。
この世は証明にあふれている。
まず、仮説を立てる。
「Aくんはルーズかもしれない。」
仮説を立てた科学者は、その仮説があっているかどうか、確認をしようと観察を始める。
すると、Aくんはルーズなことをする。
仮説を立てた科学者は、やっぱりそうだ。あいつはルーズなんだ!とおもう。
すると、Aくんは、またまたルーズさを披露してくれる。
こうなると、仮説は確信になる。立証されたわけだ。
結果、Aくんは、ルーズなヤツである。という定説がBくんの中に出来上がる。
するとそこから先はもうそのような目でしか彼を見ないので、彼は一生ルーズを演じてくれるわけだ。
めでたしめでたし。
と、こーゆーふうに、意識されたものは現象化しているのだ。
ところが、
あれほしい~って、意識したものは、じぇんじぇん現象化してくれない。なぜか。
たとえば「Aくんはルーズではない。」と、意識したとする。
これって現象化するとおもう?
ぶっぶー。
BくんはAくんがルーズであるという前提であるからなのだ。そのルーズさがいやだと言うのが基盤になっているのだ。だからそれが顕われる。どこに自分の「信念」があるか、を表現してくれている。
お金持ちになりた~い、というのも、前提に「おれはビンボーだ」という信念があるから、この世の現象としては、「ハイ。ではそのように。」と、ビンボーを現象化してくれているのだ。
この世はすでにエデンの園で、おもったことがちゃんと現象化している。
だがニンゲン種は、まだ自分のおもったことや、確信していることを意識化しきれていないから、
「おれ、こんなことおもってねえよ!」とキレるわけだ。
気に入らないことがあると、それはその人の心の中に、そう言う信念があるからだと、この世はおしえてくれているようだ。
心の中を見させられてるってこわくね?
気に入らないことがあると、それはその人の心の中に、そう言う信念があるからだと、この世はおしえてくれているようだ。
心の中を見させられてるってこわくね?