きちんとしなければいけない。
そうおもえば思うほど、ちきんとできない自分がいる。
人にやさしくあらねばならない。
そうおもえば思うほど、人にやさしくない自分がいる。
まちがってはいけない。
そうおもえば思うほど、まちがいだらけである。
逆説的なのだが、なぜかそうあらねばとおもえばおもうほど、逆の方向に進んでしまう現象が起こっている。
だが、
ちきんとしてなくていいや。
とおもえば、なぜかきちんとしているじぶんがいて、
人にやさしくなくていいや。
とおもえば、なぜか思いやれる余裕ができて、
まちがってもいいや。
っておもえば、自分のまちがいに気がつき、おなじことを二度繰り返さないようになっている。
以前、人に意見をしたことがあった。
一悶着あった後で、ずいぶん後悔をした。あの時ああ言わなければ良かった、いやこうすべきだった、とえんえんと心が騒ぐ。その人も私を避けるようになり、ああ。。嫌われたんだ。。。と、がっくりきた。心はもんもんとし続けた。
さんざんそのおもいにエネルギーを使い果たして、ふと思った。
「嫌われてもいいや」
私はその人がとても好きだったのだ。だから無意識に嫌われることを恐れていたのだ。心は動揺した。そして何度も心の中で言い訳をした。
だけど、いいや。一生嫌われてもいいや。と、心が開き直った。その時カラダが軽くなっているのに気がついた。
それから不思議な現象が起こった。
その人は依然と同じように、わたしに接するようになったのだ。
嫌われてもいいや。
とおもえば、嫌われなくなっていた。
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