テレビは好きでないので、全然見ていないけど、配信でドラマは見ている。
そのうちの一つのドラマに感動しちゃった。
「星降る夜に」っていうドラマなんだけど、
耳の聞こえない人が、主人公の彼氏になっている。
その主人公を恨み、怒りをぶつける悪役がいる。
ムロツヨシ。この人の哀れな感じがいい。
その暴れまくる人のことを、彼氏は、
主人公に「彼は君にすがっているんだよ」という。
泣きわめき、罵倒しまくり、怒り狂い、病院で暴れるムロツヨシ。
でもその彼は愛を求めて叫んでいたのだ。
そしてその彼を彼氏は抱きしめる。大きな愛で彼を包み込むのだ。
耳の聞こえない人は障害者という名前をつけられるけれど、
でも本当は、言葉を聞かないことによって、
その人の本当の心を見ているのかもしれない。
逆に、五感という感覚を持っているが故に、
誰がああ言った、こう言ったという、目先の知覚に囚われて、
その人が本当はどんな気持ちでいるのかが見えなくなっていることもあるのではないか。
五感が障害になって、本筋が見えない。
どっちが障害者なんだろう。
私たちは目に見えるものにあまりにも囚われすぎて、
すぐに判断し、すぐにいい悪いという決着をくだす。
SNSの誹謗中傷に、追い込まれて自殺する人もいる。
そういう解釈を別の見方で見せてくれるこのドラマは素敵だった。
町会の梅祭りが一昨日終わった。
3年ぶりの梅祭り開催に、現場はあっちこっちで火花が散る。
みんな愛を求めて叫んでいた。
私はそのオヤジたちをイメージで抱きしめる。
(イメージでだからね!w)
絵:「江戸の名門」
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