最近、モーニングノートをつけている。
この本からいただいたアイディアなのだが、いただいたのはそこだけで、あとは自分流に活用している。
朝起きてすぐ、自分が思考の渦の中にいるのに気がつく。思いめぐらせる内容は、いつもネガティブなものばかり。身体の不安、仕事の不安、親の不安。。つらつらでてくるのは将来の不安ばかり。自分のそのネガティブな思考にあっとうされていた。
試行錯誤があって、その不安も出て来なくなり、しかしそれによって、「いったい朝方のこの膨大な量の自分の思考とは何ぞや!」と思っていた矢先、その本のアイディアに出会った。それからずっと毎日つけている。
なにをするかとゆーと、起きがけにあたまにうかぶことをつらつらつらつらとノート3ページ分書くだけ。それだけ。しかも読み返さなくていい、誰にも見せんでいい。(誰が見たいんじゃそんなもん)
だが3ページをあなどるなかれ、結構なスペースである。それをかならず埋め尽くさなければいけない。それが原則。が、とてもじゃないが埋まらない。
だけど作家はいう。
「あ~なにもうかばないよお~」も、書けと。
そこまで心の中をあぶりだすのだ。とくに朝は自分の心に正直なようだ。今何を考えているのか、どういう事に反応しているのか。起きがけは自分で自分の心に蓋を仕切れていないので、ダダモレしている。そこを鋭くガッとつかんで引っ張り出してくるのだ。
最初はえ~、、、わかんない。。何書いていーのー?と言う感じだったが、だんだん日を追うごとに、でるわでるわ、イヤなこと、つらいこと、不安なこと、およそネガティブで感情的なものがつらつらつらつら。。。たぶん人はこの部分で自分がイヤになってやめるのかもしれない。あたりまえだ。元々それをあぶり出すために書いているのだから。
私は自分の徹底的なネガティブさにあきれる反面、おもしろくなった。どこまでネガティブなものを持っているのだろう?
ところが意に反して、それを分析し始める自分がいた。朝はかなり頭がクリアになっているので、自分の感情を自分で理解しはじめたのだ。ああ、これはそういう理由でこう感じていたのかとか、あの人はそれがあってああいう反応をしたのだとか。
すると私は正しい、イヤやっぱり正しくない。あいつが悪い、イヤ悪くない!とあっちこっちと言い続けている心は、しだいに収まってくる。静かな洞察が始まるのだ。
そしてモーニングノートの醍醐味は夢!夢をつづろう。
起きがけは夢を覚えている。夢は私たちに多大なヒントをくれる。ダイナミックな夢や、恐ろしい夢、ファンタジーな夢。夢の世界は摩訶不思議であやしいけど、それはわたしたちの思考回路が、夢をうまく理解しきれないため、ムリヤリ物質的に置き換えているらしい。だからわけわからん世界が繰り広げられている。
だけどそこにいっぱいヒントがある。夢は私たちの味方なのだ。よーく見ていると、今の自分の心情が現れていたり、メッセージが入っていたりする。起きがけで覚えていることは、それを覚えていてソンはないよと言うメッセージでもあるのだ。その夢をヒントにそれまでフンズマっていた問題が、ノートを書きながら溶けていったりもするのだ。ま、いわば、ノートは自分の心のトイレでもあるんかもしれん。と同時に、食堂でもある。(ああ、ややこしい)
そんなこんなで3ページはあっという間に埋まる。自分の心はとめどもなくあふれていて、この世界に広がっている。はじめてみると、心の中はちっとも恐怖の対象ではなく、むしろすべての根源に通じている入り口なのだ。
自分に正直である。
とても簡単な言葉だけれど、とてつもなく難しく、奥深い言葉だ。
この世の不幸の謎や、宇宙の謎を解くカギはこれにかかっている。そういう意味でモーニングノートはそれにスイッチを入れてくれるすごいアイテムだ。
2 件のコメント:
すごくマメ!!
日記二日続いた試し無いです・・・
私も日記なんて三日ともたなかった!
こりゃ日記じゃないな。朝のしょんべんみたいなもんです。(笑)
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