2013年11月27日水曜日

罪悪感の押し入れ


 
人は自分に正直じゃない。
自分の心が今どういうふうに感じているかって、あんまし真剣に考えたことない。心って得体が知れないし、目に見えないし、におわないし、手で触れないし、ほんでもって、人にも見えない。


わたしらは、小さいときからいろんなことをゴマカスことを覚える。ゴマカして親にバレなかったりすると、
「しめしめ。ちょろいもんだぜ。」
って後ろむいて舌を出す。
どっかで罪悪感にかられながら、その場をうまくやりすごせた成功例によって、技術をひとつ身につける。
なんせ人に見えないからね。

こーゆーふーに、ゴマカしてきたものは、押し入れの中に、そーっとかくされている。そのふすまには、大きな字で『罪悪感の押し入れ』と書かれている。
人は人をごまかすけど、最大のごまかしは、自分へのごまかしなんだな。

え?なんで自分をごまかすの?そんなわけないじゃん。

ほんま?


わしらはいろんなことを、特に感情に対して、いいこと悪いことという定義づけをしている。
怒ることは悪いこと。
叫ぶことは悪いこと。
泣くことははずかしいこと。
怖がることははずかしいこと。
嫉妬することはいけないこと。
あせることはいけないこと。
動揺することはみっともないこと。

これがけっこう深~いところで居座ってる。

だからほとんど自動的に、腹が立つと平静を装う、泣きそうになると平静を装う、動揺すると平静を装う。人になんて見せられない。自分でだってみたくない。
「なかったことにする」
なんて言葉は言い得て妙だ。

こーして自分をゴマカスことに長けたわけだ。
だもんだから自分に正直になんてムリ〜。だってそのふすまを開けるには、目の前に書かれてある『罪悪感』という文字をいやでも目にするから。

ところが、量子力学でいくと、信じたものが物質化するので、ホントのホントのところで信じているものが現れる。だもんだから、引き寄せの法則は、ホントの自分が信じたところが引き寄せられてるわけだな。ネガティブなものを引き寄せるのは、そっちのほーに意識があるから。

別にネガティブが引き寄せとつながっているわけじゃない。宇宙のシステムは、ポジティブもネガティブもない。すべてはニュートラル。信じたものが現れる。まちがいなく。誰にも例外はない。
とゆーわけで、じゃあわしらは自分が「今何考えてるかー!」を知るのが大前提なわけだ。

よくかんがえりゃ、欲しいもんを必死で考えて引き寄せる状況というのは、まず欲しいものがあるというアイディアの後ろに、
「わしにはそれがない!」
と信じてるわけだ(笑)。

そこを知るのが、自分に正直になることのはじまりなのだ。
自分を見るのに罪悪感がじゃまをする。でもさ、誰も文句を言わないよ、自分以外。自分以外だーれもそこを見る事に文句はいわないわけさ。

罪悪感と書かれているふすまは、単に書かれてあるだけだ。がらっと勇気を持ってあけてみよう。罪悪感のメガネをはずして自分の感情を見よう。

怖がっているのは自分だけで、見ちゃいけないと思っているのは自分だけで、
じつはたいしたことではないのだ。


絵:MF新書「ヘッドハンターはあなたのどこを見ているか」表紙イラスト
日本のトップヘッドハンターが見抜くあなたの才能!自分の可能性を見抜かれるには、まず自分を知り尽くすのだあ〜!

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