ナスとトマトのマリネが作りたくって、畑にトマトを取に行く。
東側のフェンス近くに、7、8個、赤い実がたわわに点々とあるはず。。。。
ん?
みどり色しかみえない。。。。
ない。。。赤いトマト。。。わたしのアイドル、無肥料栽培の関野さんの貴重な種を購入し、育てたアロイトマト。。。
木っ端みじんに消えていた。
足下には、食い散らかしたトマトの皮がすこしだけあった。
サッ、、、サルのやろう。。。。。
心はぐるぐるする。
あ~~、きのうまであったのにい。。。
昨日じゃまだ赤くなり切ってなかったなあ。今日だからこそ、ちょうどいい赤さだったのにい。。。だから今日ナスとトマトのマリネを。。。。。
草を刈りながらぶつぶつ言う。
しばらくぶつぶついう。
言ってる自分に気がつく。
しばらく言わせておこう。。。
立ち上がって、トマトの苗の方を観る。
サルどもは、食いかけをほっぽりっぱなしにはしなかった。皮こそ残したが、後はきれいさっぱり食べていったのだ。
どっかで彼らは糞をするだろう。
そおすりゃ、この山のどこかで、関野さんのアロイトマトがなりはじめるかも知れない。。。
想像するとおもしろくなった。
サルがした糞から、トマトがなる。それをまた食う野生動物たち。するとあっちこっちに、アロイトマトが。。。
やまんばは、山に分け入って、アロイトマトを収穫するのだ。
うまかったんかな。
だって、残してないもん。
そうおもうとうれしくなった。
あのトマトは、わたしの口であのうまさを味わってないだけやな。
でもサルは、確実にあのうまさを味わったんや。。。
そう思うと、何だかどっちが食べてもいいじゃないか、って気になってくる。
これって、母親が子供に食べさせて、おいしがっているのをみてよろこぶ、それににてね?
げげーっ。
わし、サルじゃねえし。
ひとり妄想して、頭を振る。
でも、どこか心が温かくなった。
(自分もサルもおなじになっちまったのか?)
絵:「東京五輪で日本はどこまで復活するのか」新書表紙
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1 件のコメント:
旨いから・・・と思うっきゃないね。
私は、近所のオヤジにもそう言ってるよ。
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