2016年8月7日日曜日

眼をつぶって音を聴く


眼をつぶって、音を聴く。

蝉の鳴き声、コオロギの声、電車の走る音、時々走り抜ける車の音、そして、自分の内側でしゃべっている声。。。

外の声と、内の声。

どこがちがうんだろう?
どこに境界線があるんだろう?

内側の声は、耳で聞いていないのに、聞こえて来る。

どっちも「聞こえて来る」

眼をつぶって「音」をきくとき、
自分と、外、との、境界線が曖昧になっている。
あれは蝉の声だ、とか、あれは車のタイヤの音だ、とか、これは自分の声だ。。。と言う、境はどこにあるんだ?

みんな聞こえて来る。

あるのは、真っ暗な闇から聞こえて来る、たくさんの音だ。

一瞬、この音の世界が、全部「自分」の中から聞こえてきているような気がした。


まるで、この世界すべてが「自分」であるかのように。



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