ある日やまんばは、ちょっとあたまにきた。
なんでいなんでい。あんないー方はないだろ。
人に言われた言葉を繰り返し頭の中に言わせるごとに、大きく膨らむ怒り。
その怒りは止めどもなく、日常生活に支障をきたす。いかん。こんなことやっている場合ではない。
さて、座り直して怒りだけを観察する。
どーれ。どんなふうに怒っているのだ?
からだに溢れた怒りを観察する。おおっ、スッゲエ怒ってる。おこれおこれ。ほれほれ。
怒りって相当熱いんだな。頭の中が熱い。肩の辺りが大きく膨らんでいる。うでにもくる。はは~ん。これでものにあたったりするんだな。胸の方からも熱いエネルギーがわいているのに気がつく。上半身が、かあ~っと熱くなっているのだ。
へえ~、こりゃすごいエネルギーじゃないか。自分のからだから大きなエネルギーが溢れている。こりゃすごいじゃないか。こんなエネルギーすてるのもったいないなあ~。なんかに使えんかなあ。。
などと考えている。
そんなことしているあいだに、最初の動機であった「怒り」がどっか行ってしまっているではないか。
あれ?怒ってたものはどこへいったんだ?
するとそこにすーっと入ってきたものがあった。
それは、あの私を怒らせた言葉の意味するものであった。発した言葉だけとると、意味するものがわからなかった。それはたぶん、私がその言葉だけに反応していたからだ。ところが怒りが消えたとたん、その人の話した言葉の後ろにどんなイメージを持って私に話していたのかが分ったのだった。
なるほどー。そういう意味だったのか。。。
そっから先は、それになんとか答えようとする自分がいるだけだった。そこにはさっきの怒りなんかどうでもいいわたしがいた。
怒りって単なるエネルギーなんじゃないかな。
いろんな感情があるように思えるけど、本当は悲しみも嫉妬も憎しみも言葉にすると違う感情に思えるけど、エネルギーという視点から見ると同じもんだったりしてねー、なんておもうのであった。
これ、なんかに使えんかなあ~。
(どこまでも欲深いやまんばであった)
2 件のコメント:
何があった??
頭にヤカン載せればお湯沸くぜぃ!!
たいしたことではないんですけど、怒りがこんなに消えるのはちょーおもしろい体験なんで、ぜひだれかにやってもらえんかなあ〜と思ったわけです。
おお。そのエネルギー。それに使えるなあ。
今度からヤカンを頭に乗せよう。
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