私は畑で、なにしてるかっちゅーと、
草を刈ってるか、草を抜いてるだけやな、って気がつく。
それから土がむき出しになった所をちょこっとスコップでほっくりかえし、平らにし、そこに種を蒔く。
それだけ。
あとは彼らが勝手に芽を出し、勝手に大きくなって行くのを、たまにちらっと横目で見て、気が向いたら、間引きをし、気が向かなかったら、間引きもしないでほっぽっとく。
あるいは、店で苗を買ってきて、それをつっこみ、そのまんま。
今年は、キュウリとシシトウのあいだに、こぼれ種のゴーヤが勝手に育ってきたから、てきとーに支柱を作っといたら、そこから、四方八方にツルを伸ばし、キュウリの上におおいかぶさり、シシトウの上におおいかぶさり、さらに陣地を広げ、八頭の葉っぱにまで到達した。
そのあいだに、草はぼうぼうはえ、その草にまでゴーヤのツルは絡み付く始末。
「え~~~。。。。草、刈れないじゃん。もーええわ。ほっぽっとこ。」
そのままほったらかしておいたら、キュウリ、ゴーヤ、シシトウ、ピーマン、八頭、メヒシバ(草)、あかまんま(草)たちは、共存共栄し、キュウリのあいだにゴーヤはみのり、ビーマンの枝にゴーヤがぶら下がっていた。
しかもいつになく結構な収穫(苦笑)。
(写真は、シシトウとゴーヤの葉っぱ)
「。。。。。」
どゆこと!?
一事が万事、こんなかんじ。
「雑草は取り除きましょう」
「肥料と追肥は忘れずに」
「しっかりと耕しましょう」
「お日様が入るように、苗の間は空けましょう」
の、家庭菜園さいてールールはここでは通用しない。
彼らは、好き勝手に育って行く。
ほんとに、なんにもしてない。
だから「私、野菜育ててマス!」
って、おこがましくって、言えねえ、言えねえ。。。。
「野菜、勝手に育ってマスっ!」
って、言うしかねえし。
こんなぐうたらなやまんばでも、
野菜は勝手に育ってくれているのだ。
ダイコンは、先日葉っぱを根こそぎ、だれか(虫じゃなくて、鳥かたぬきどん)に食われちまったし、
枝豆も、みごとに全部、おサルどんに食われちまった。。。
でも!
そんなこたあ、どーでもええのだ。
それよりももっといいものを、この畑でもらっているのだ。
つづく。
絵:「フキ」/和紙、洋紙、水彩、クレヨン
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