2013年10月4日金曜日

最近のやまんば流



最近のやまんばの種おろしはこうだ。

草ぼーぼーを根元から刈る。刈った草は畝のあいだの道におく。または気分で一カ所に山積みにする。
ちっこい4本にわかれた手鍬でちょんちょんと草の根っこをほりだす。それもまた畝の道にほりなげる。
これで勝手に畝の表面が、5センチほど耕されることになる。
ほっこりとした土を平らにして、種を入れる溝を掘る。種を仕込んで土をかぶせて、おもいっきり手で押える。または裸足になってその上をふむ。おわり。

裸足になって畝の上に立つとものすご~くきもちがいい。ふわんふわんなのだ。耕された畝は5センチほどのふかさなのに、身体の重みでぐ~んと深く沈み込む。5、6年のあいだに雑草達が土を柔らかくしてくれてんだろうか。


それまでは、自然農の川口さん流に耕さず、草の根もとらずやっていた。だけど土の表面は草の根っこに覆われて種を入れるのが難しいし、出てもまわりの草の勢いに押されて双葉はひょろひょろ。それもコオロギにあっという間に食われた。

その後、たんじゅん農法を知り、今度は耕して木のチップや草など炭素系のものを入れるのを試みる。
だけど草を刈ってその草をハミキリで細かくし(これがまた危ない作業で指切ったこともある)、畝の中にスキ込むことの、まーたいへんなことよ。木のチップはしばらく置いておかないとその効果がない。試しにチップをそのまま畝にばらまいてみたけれど、むしろ何も置いてないところの方が野菜は元気だった。
どっちにしろ、何かを入れ込むのは、タイミングが必要だと知る。
こんなむずかしーこと、やまんばにできるわけがない。

そんなとき、無肥料栽培を知る。
なんと、おそろしーことに、土に何も入れないでも野菜は育つという。
こーんなイイ話はないではないか!
見た目はまったく慣行農法と変わらない。ちゃんと耕耘機で耕して、ビニールマルチで草が生えないように覆う。他とちがうのは、そこに肥料も農薬も一切入ってないってこと!それでできるんだ!

それってどうよ。

つまりなにかい?野菜はどーやっても育つってことかい?
とするなら、問題は何よ。
ひっ、人かい。。。?
やばい。やまんばの人間性がばれちまうではないか。。。いや、たぶん、もうばれちまってるが。

とゆーことは、どーやってもそだつ。そだつもんはそだつ。そだたないもんはそだたない。(どんな理屈や)

とゆーことは、なにやってもいーんじゃないかー!
という結論にたっする。

んで、今のところ冒頭のやり方がマイブーム。
土の中には何も入れない。ビニールマルチはやりたくはない。
だけど草ははやかしたい。
だから気分で草マルチをしたかとおもうと、気分でなにもしない。(よーするに手抜きだな)
これから冬春にかけて草もはえるだろうが、土を暖めてくれるだろうし、ほとんどそのまま刈らずにほっておく。夏の盛りは刈るけれど。

その結果かなんかよー分らんが、コオロギにはほとんど食われなくなった。秋蒔きの葉ものや大根の葉も、白菜以外すべて育ってくれている。

植物って、なんかわしらに教えようとしているんだろーな。。



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