先日8月12日に、写真家である私のダンナ海沼武史が、
自身の写真集を出すために募った寄付金は、
8月の末の時点で目標額に達し(現在44万円)、
写真集の印刷に向けて動くことになりました。
その日から次々にご連絡をいただき、
愛の思いを皆様から受け取って、感動の日々でした。
これも皆様が賛同してくださったおかげです。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
さて海沼の写真の編集も終わり、私の出番となりました。
私はイラストレーター、デザインはほんのちょっとかじっただけで、
デザインと言えるほどのものはできないかと思いますが、
せめて作品の邪魔はしないようにレイアウトできればと思っています。
100点以上の作品が入った写真集が2種類。
そのレイアウトと版下作業の大変さを今身に染みて感じております。
今回の彼の写真集は独特のものがありました。
いわゆる綺麗どころの作品を寄せ集めた写真集ではなく、
大きな物語がそこにありました。
一つはこの人間の世界の死について。
もう一つはこの世界にいながらにして垣間見える生命/神への賛歌、喜び。
一点一点の作品と向き合い作業をしていると、
絶えず流れている彼の音楽が聴こえます。
彼は音楽家でもあるので、彼の中に流れている音が、
その時の写真ひとつひとつに入り込んでいるようです。
1冊目『廻向/transfer』は、
彼の作品の中に「死」を予感させつつも、
その根底に流れる慈悲の思いが見るものの心を静けさへと引き込みます。
見終わった時、一つの壮大な映画を見たような気になる人もいるかもしれません。
あとがきに出てくるチャプターの説明は、
その作品ができた背景を思い起こさせ、さらに説得力を増すでしょう。
2冊目『奇蹟/ Lumière』は、
そのタイトルどおり「光」です。
光によって生命が満ち、愛の思いがその絵に定着されています。
物語などない一瞬の出会い、そして永遠の喜びにあふれています。
言葉ではなかなか言い表せないので、
皆さんが手にとって見てくださるその時を心待ちにしています。
今回の写真集つくりにあたって思うことなど、
海沼が久々にブログに綴っております。
もしよろしければご覧ください。
そしてそれとは別に、写真の販売も始めました。
今回のものはフレームディレクターである中村明博氏との共演。
全て一点ものです。
彼がプロディースしたフレームの魅力もご堪能ください。
2 件のコメント:
楽しみにしています^^
ありがとうございます。
だいぶかかりそうですが、気長にお待ちくださいませ。
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