「つくしちゃん、私はあなたのことがキライよ。
なぜって、昔はキレイだったのに、今は醜いじゃないの。
だから私はあなたのことがキライになりました。さようなら」
そう言ってさっていく友達を見送りながら
その言葉に腹も立たず、
「そっか。やはり醜いのか私。それを受け入れることだな。。。」
しょぼーんとしてたら目が覚めた。
夢だったのかー。
なあんだ。
ほっとしながら、そのシーンをあらためて思い出す。
その言葉を言いそうな友達が現れて、
私が密かに信じている言葉「私は醜い」を彼女は言った。
まさに私が信じているものが現れたんだな。
夢は、自分が何の信念を持っているのかを教えてくれる。
「何を信じている?
それは本当に必要なもの?
それがあなたを苦しめてるんじゃない?」
美しい/醜い
若い/老い
高い/低い
お金持ち/貧乏
善/悪
自分/他人
美しさを誇れば、その背後に醜さを背負う。
若いことに執着すれば、老いの恐れを伴う。
お金が手に入れば、失うことを恐れる。
時代や文化が違えば、善と悪はいとも簡単にひっくり返る。
その考えは判断。
そう判断すれば、一瞬でその相反するものを引き寄せる。
自分の善は、他人の悪。
それはいつでもひっくり返る。
そこに答えはない。
冒頭の夢は私に問う。
美しいと醜い。
その裏と表のあるコインをあなたは持っていたいのですか?と。
相反する判断によって、この世界が作られている。
しかし世界は常にあっという間に、どっちも転げ落ちる恐怖。
夢は醜さを受け入れるということではなかった。
どっちにも立たない。
そのコインを捨てていく。
この世界の法則から離れていく道へといざなっていた。
絵:「春」/和紙
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