放蕩息子のことが頭に浮かんだ。
王の息子は財産分与でもらった金を持って旅に出て全財産使い果たし、
食べるものもままならなくなった。
このままでは死んでしまう。父の元に帰ってこう言おう。
父よ私はあなたに対して、天に対しても罪を犯しました。
私はあなたの息子の資格はありません。
どうぞ私をを雇人の一人ににしてくださいと。
そうして父の元に出かけたら、
まだ遠く離れているのに父は彼を認め、
走り寄ってその首を抱いて接吻した。
さあ、早く、最上の着物を出してこの子に着せ、指輪を手にはめ、履物を足に履かせなさい。
また、肥えた子牛を引いてきて屠りなさい。食べて楽しもうではないか。
この息子が死んでいたのに生き返り、
いなくなったのに見つかったのだから。
息子が帰ってきた!さあ皆で祝おう!
しかし息子は自分のおかした罪に苛まれ、
「父よ。私はそんなことを父にしてもらう資格などありません。」
と言って父の喜びを受け取ろうとしない。。。。
これ、私だ。
前からその話は知っていた。
しかし今ほどそれをリアルに感じることはなかった。
父/神から離れたいと思い、一人で生きることに決めて今まで頑張ってきた。
そして文無しになって、父の近くに帰ってきながら、
父の豊かさを受け取ろうとしない。
父よ。私にそんな資格などありません。
どれだけ父を裏切って、どれだけ自分一人で生きて来ようとしたか。
その結果がこれです。私はこれからもその罪の償いをしていきます。
だが父は私の「罪」に何のとがめもなく、まるでなかったかのように振る舞う。
ただただ私がここにいてくれるだけで最大の喜びなのだ。
そしてその豊かさを渡そうとしている。
しかし私は「罪」を償おうと、自ら辛い思いを選ぶ。
ちっこいところでちまちまと生きる。
私にはこれだけしかありませんので。。。
私の力はこれだけなので。。。
すみません。放っておいてください。。。
これが分離だった。
父とは一緒になれません。
兄弟とも一緒になれません。
なぜなら私は罪深いので。。。
私は直径20センチくらいのちっちゃなクリスタルボールの中を覗き込んでいる神の子だった。
クリスタルボールの中が私の唯一見える世界だ。
その世界がすべてだった。
そこには自分の体も世界もある。
それしか知らなかった。
それしかないと思っていた。
だがその中は罪/分離の世界だった。
そこから一瞬離れる。
するとそのクリスタルボールの外は、即、神の世界だった。
全てが輝く光しかない豊かな神の心だった。
こっちが本当だった。。。!
唯一実在するものだ。
私はただ分離を覗き込んでいる、
その中に没頭しているだけだったのだ。
錯覚を皆置き去りにする。
「自分の罪」を置き去りにする。
父はそんなもの見てはいない。
私は私にすでに与えられた豊かさを持って歩こう。
与えたものが与えられる。
罪を与えれば、罪が与えられる。
愛を与えれば、愛が与えられる。
十字架にかかるか、
自由の中にいるか。
心は活動的に常に動いている。
十字架刑か、自由か。
この今、この瞬間の、
一瞬一瞬が、私の選択にかかっている。




