所要で2度、隣の藤野に行ってきた。
藤野は周りを山で囲まれている。
相模湖を超えると、すぐに山の中に分け入っていく。
杉林の中を縫うようにクネクネと曲がる、暗くて細い山道、そして激しいアップダウンが続く。
いったいこんな山奥に誰が住んでいるというのかと思わせるほど奥深い。
山の中にあるわずかな平地に立っている家々もある。
斜面に集まる小さな集落や、ポツンとある一軒家。
山道わきのわずかな平地に佇む不思議な形のオブジェ。
それらがあちらこちらにあった。
藤野は芸術家が多く住む村でもある。
朽ちていくアートや、断崖の上に立つ家。。。
そんな風景を眺めながら、心は呟いていた。
「こんなとこ、どうして人は住むのだろう。。。?
土砂崩れが起きたら、完全にアウトだ。。。」
夜、昼間に見た光景が繰り返し思い起こされ、眠れなかった。
何度も起こされて、やっと気づく。
ああ、私はこれを赦さなければいけないんだ。
藤野で見た光景にいろんな思いがあった。
悲しみ、葛藤、不安、恐れ、、、。
どうしてこんなところに住まなければいけない?
それはあの場所への拒絶だった。
あんな暗くて寂しいところには私は絶対住みたくない!と。
その思いを赦すことだったのだ。
聖霊は私に次の解放をタイミングよく差し出してくれる。
本当にすぐそばで見ていると実感する。
私は勝手にあの場所に住むことが悲しく辛いことなのだと判断していた。
住んでいる人になんと失礼な考えを持っていたことか。
彼らがどんなに豊かで楽しい生活を送っているのか、
今の私にはわかるはずもない。
ただ私の思いだけが悲しいのだ。
過去のいろんな思い出とともに、そこにくっついている感情。
その感情を通してたくさんの信念があることに気づく。
山に住むことについての私の考え。
やるせなさ、憤り、そこから抜け出したいという思い。。
それらの思いが、藤野の風景を見て引っ張り出されてきたのだ。
今それを隠さず、自分で表に出してきて、その思いを赦し、訂正をお願いする。
私の解放は、すべての間違った考えを訂正してもらうことだ。
それは自らこの考えはもう必要ないと、差し出すところで終わる。
聖霊はそれを待っている。
絵:「夜の饗宴」
2 件のコメント:
TUKUSHIさん、初めまして。
数年前?からブログを拝見してその都度いろいろな気づきをいただいて、ほっとしたり、納得したり。ありがとうございます
今は八ヶ岳の麓に住んでいますが、以前は八王子に住んでいいたこともあり勝手に親近感を感じています
今日のブログも私が常々感じている事をTUKUSHIさんが代わりに言葉にしてくれた様で思わず投稿しました。今までは勇気がなくて出来なかったのです。 もしかして 精霊さん?なんて
奇跡のコースを目下、勉強中です
これからもブログ楽しみにしています
S.S
Unknownさん、
勇気をふりしぼって、コメントをくださって、ありがとうございます。
数年前から見てくれているなんて、光栄です。
八王子にいたこともあったのですね。今は八ヶ岳の麓に。どんないきさつがあったのでしょうか。
きっと空気のいい場所で、穏やかな日々を過ごされているのでしょうね。
こんな風に心の中身を洗いざらい話すことで、
同じように感じてくれている人たちがいてくれることが、
本当にありがたいです。
お互い、コースを生きていきましょう。
コメント、ありがとうございました。私も力をもらいました。
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