世の中には、一瞥体験ってものがあるらしいんだけど、
わたしゃ、あれかな?これかな?ってのがあるぐらいで、
ちっとも自慢できるものはない。
その程度の、ほんの一瞬のことなんで、
人生を揺るがすほどのものでもない。
だけどその一瞥(かいま見)のおかげで、
「あ。こっち方向なのね」
と、教科書の虎の巻読むみたいに教えてもらえる。
でもそれが返ってよかったな。
だってジャジャジャジャーン!って、やってきたら、
なんか特別感が出てきちゃって、
勘違いして教祖になっちゃうかもしんないではないか。
私みたいなゴーマンな人間は、ちょい見させていただくのがいい。
半年ぐらい前、いきなり「罪などない!」ってのが来ちゃって、
もう、小躍りどころじゃない、大踊りしちゃって、
喜んじゃって、部屋の中で一人で大騒ぎしちゃったことがあった。
この発見は、私を全面開放させた。
でもその全面開放も3日間ぐらいで終了~。
あっけなく幕を閉じた。はやっ。
こういうちょい体験を通して、
その体験は、決して自分が起こしたんではないと確信する。
誰かが常に横で見ている。
こっちだよと方向性を見せてくれたり、
「つくしちゃん、今度はコレいこか」
と、やり残した課題をホイッと目の前に差し出したりしてくれる存在がいる。
それは決して嬉しいものではない。
「うっ。。。。コレきたかー」
と、七転八倒する類のものだけど。
だけどそれと向き合い、赦しとともに乗り越えると、
雲が少し晴れて、一つ世界が明るくなる。
一つ心が軽くなる。
この世に生まれてきたことの目的はただ一つ。
この世界での生まれ変わりの夢を終わらせていくこと。
このためだけに生まれているのだと実感し始める。
どこかで名の知れた人物として生まれたことを自慢する次元じゃなく、
今ここに生まれたことで、
過去にやり残した課題/罪悪感を、
その都度、その時持った罪悪感の解釈を、
本来の解釈に訂正し直し、
終わらせていくことなんだね。
そしてやがて、本当に罪はないのだと完全に知る。
絵:ミステリー表紙イラスト
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