2017年7月1日土曜日

あの時のショック




あるとき、世界がみんなハリボテに見えた。
立体的でなく、ペラッペラ。ウラなんてない。

しかも世界は自分が見るからそこに世界が存在するだけで、
見てない所には何もない。。。

とゆーことは、この世はみんなウソ???

という衝撃があってから、この世らしきものを受け取りきれず、小学校の授業もまともに聴けず、つねにぼーっとした子供だった。

この世の象徴でもある身体もうまく使いこなせず、もてあますしまつ。
この体に入らなきゃ、早く入らなきゃ、と心は焦るばかり。

でも努力のかいあって、ある日、無事「入りました」となった。その時の爽快感は今でも覚えている。指の先まで、うまく使いこなせるまでになれたのだ。

しかしあの衝撃から50年間、あのショックがこの人生の基盤になっていて、表向きは人らしき生活は営んではいるものの、ひそかにこの世を疑ってきた。

人にはお見せできないほど、怪しー本を読みあさり、だんだんこの世のほころびが見えて来たものの、まだこの世を捨てるほどの勇気はない(笑)。

この世には、達観した方々がおられて、いろんなことを教えてくれる。
あの幼かったころの衝撃(ハリボテ)は、達観した方々がすでに経験されていて、見るからそこに存在するって言う話は、量子力学で100年前に証明されている。

そして自分は身体だと思っていたものさえ、自分ではないという。
この思考も、この感情でさえも。

良く考えてみりゃ、あのとき自分が身体に入った感があったってことは、自分は身体じゃないって、その当時は知ってたってことだ。(使わせてもらってる道具?)

ところがアレから50年。「おとーさん、おとーさん、あたしはからだそのものなのよ。おとーさん!(きみまろ風)」となっちまったけど。


自分は身体じゃない。って知ってた私はだ~れ?



絵:夕方犬のななと一緒に毎日歩いた浜。目の前にサンフラワー号。浜に流れついたワカメをとって、お味噌汁にした。
あのころは、毎日アーシング(笑)。

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