2014年2月21日金曜日

真央ちゃん、すごい!



いや~、やまんばは泣けちゃったね。真央ちゃんすごかったね。(まだ演技は見てないんだけど)

きのうのSPでの真央ちゃんの様子が気の毒で、こっちまで辛くなってたよ。
まだ23歳やそこらで、国民の期待を一心に受けて、そのプレッシャーの中で頑張って、結果が出せなくて落ち込んでいた彼女。50過ぎのやまんばでさえ、真央ちゃんの立場に立ったら、死んでしまうぐらい落ち込むのに。

だけどどーだ!一転して今日は!すごい!真央ちゃん自己最高得点取った!
なんてえ心の強い子なんだ。
成績なんか関係ない。すごいぜ、真央ちゃん!おめでとー!



しかしなあ、そろそろ考えなきゃいかんじゃないのかな。メディアでの報道の仕方とか。なんかクレイジーになっちゃってる気がするのはやまんばだけか?
純粋に自分のスポーツをやる、ではすまされないプレッシャーの山。知らない職種の世界に首つっこまされて、大きなお金が動き、色んな人に気を使い、
「負けたらおまえ、どーなるかわかってんだろーなー」、
みたいなものを背負わされる。
ほっといてやれよー!そっとしといてやれよー!

きのうの彼女の落ち込んだ姿は、純粋に自分の演技への落ち込みだけじゃない、もっと複雑に入り組んだ色んな大きなものを抱え込んだような感じだった。

みんなはそこまで非難しないんだろうけど、罪の意識が大きく彼女にのしかかる。自身が打ちのめされる。



世の中、罪の意識がものすごく広がっている。
ネットでもテレビでも新聞でも、なんでもかんでも誰かが悪くって、その悪いヤツを叩きつぶそうとする。
これは映画やゲームの影響が大きいんじゃないだろうか。やまんばの大好きな宮崎駿さんのアニメでさえも戦いがあるほどだ。
だけど超能力や力ではできないから、言葉で攻撃しようとする。

「許せない」って言葉も普通に使われるようになっている。
被害者は加害者を、どれだけ恨んでもよく、どんな罵倒でも許されるような風潮。
見ていてあまり気持ちのいいもんではない。加害者だって人間なのだ。

そういう流れの中で絶対とらなきゃいけないメダル、みたいなノリ。
他人はそうは口では言わないだろう。でも本人がそう思い込んでしまう。

みんな自分に対して罪の意識を持っている。自分自身に持っているが故に、人の罪にも手厳しいのだ。

勝手な世話焼きばばあが、そんなもろもろのことを考えると、彼女の乗り越え方はものすごいとおもう。人間の意識の底知れない強さを教えてくれる。

ありがとう、真央ちゃん。


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