2014年2月2日日曜日

うんちくじじいとジャガイモ



ルッコラの花芽が出た。やまんばの畑にも春が来ている。
畑の近くで梅の花の匂いをかいだ。一本の梅の木だけ花が一割咲いていた。
鼻水が出ろ~ンと出る。
来てます。
やまんばのカラダにも春が来てます。

は~るがき~たあ、は~るがき~たあ、ど、こ、に、きたあ~。
う~めにき~たあ、畑にき~たあ~、鼻にも~、きたあ~。
ハックション!

あるがまま、あるがまま。変化を楽しむ。
(と、自分にいいきかせている)

きのうジャガイモを植えた。早過ぎ?でもいーんだ。なんかダイジョブそう。だって、土の上に転がっているジャガイモは寒さのせいで半分溶けそうになっているけど、土の中のはぷちぷちと元気なんだもん。

秋口に収穫しようと掘り起こしたジャガイモはみすぼらしーぐらいちっこかったんで、そのままほっといたんだ。こないだ掘り起こしてみるとおっきくなっているじゃないか!土の上にある茎はしおれてしわしわなのに、土の中のジャガイモは大きく育っていたのだ。
はやく教えてよ~、そんなラクチンなこと。
ンで、それは種芋にする。

今回はちょっとちがうことをやってみる。
いつも浅めに植えてたんだが、スコップでちっちゃい穴をほって、深めに入れる。そんでもってその上に畝のわきの土をとってかぶせて畝を高くし、その上に枯れ草を山盛りのっける。おわり。

土がむき出しになっている畝の中のジャガイモと、枯れ草に覆われている畝の中のジャガイモが、大きさがちがうことがわかった。枯れ草の下の土は空気が入ってホクホクしている。そこのヤツは大きい。反対に土がむき出しのところの畝の土は堅いし、ジャガイモもあまりおおきくなってない。

枯れ草が何かヒントをくれる。
土と草の間で菌が繁殖するのか、生き物が活躍するのか、それとも温度が変わるのか、何かの要素で土の中に空気がほんわか入っている。その中でジャガイモさんは大きくなっているみたいだ。
やっぱりキホンは空気と温度と少しの水、ってかんじかな?

深く入れると、寒さにやられない。だがそんなに深く埋めて芽が出るのかな?っておもう。だけどきのう近所のうんちくじじいに聞いた。
「浅めに植えるとよお、早くに芽が出ちまうだろ。すると遅霜にやられちまうんだよ。だけど、深く植えときゃ芽が出るのが遅いから、霜にゃあやられねえ。」
やまんばは去年の春、遅霜にやられたジャガイモを思い出した。そうだ、浅く植えたんだ。
しかもジャガイモは、種芋の上にできる。浅いとすぐ土の上に出ちゃうから芋ができない。だから土寄せをするんだ。するってえと、最初っから深めに植えときゃ、土寄せしなくていいじゃん。

やまんばみたいに草ハヤカし放題の畑は「土寄せ」がたいへんなのじゃ。かんじんの「土」がちっとも表に出てないから、草抜いて掘り起こしてとらにゃならんから、そりゃーもー、めんどくさい。だったら最初っから深く植えるダよ。

ほんで、もう一つ、うんちくじじいのコツをおしえてもらった。
「芽がある方を下に向けるんだよ。半分に切ったジャガイモを下に向けるんだよ。そーすりゃあ、そのぶんだけ茎が長くなるだろ。」
「あっ」
「そーよ、いっぱいできるわけさあ」
「なあ~るほど!」

捕らぬタヌキの皮算用に舌なめずりするやまんばであった。

2 件のコメント:

まいうぅーぱぱ さんのコメント...

経験者の言葉は重いね!!
ジャガイモ楽しみだねぇ!!
なんて・・いつもすみません・・・

つくし さんのコメント...

重いねえ!
すこしづつ、うまくなりたいもんです。
こっちこそ、へたくそな野菜をいつもすいません。