2012年8月25日土曜日
やる気をなくすこと山のごとし!
このところ、日々荒らされていく畑を見る。
ついにサルは(多分サルだろうと思う)サトイモにまで目を付けてきた。掘り起こされ、かじられ、なさけない姿に。熟れたトマトはすべてなくなる。種まきした白菜、ルッコラの畝もこっぱみじん。以前荒らされて、蒔き直したニンジンの畝もまた荒らされた。
ほんの希望のひとかけら残っていたサツマイモのツルも全て引っこ抜かれてひからびている。暴れまくった畝から、それを集めて捨てるなんともいえない情けない気持ち。
やるきをなくすこと山のごとし!
「どこまでやったら気がすむんじゃい、このぼけえ、かすう!おんどりゃあ〜〜っ!」
裏の山に向かって叫ぶ。ツクツクボウシの声が、やまんばのむなしい雄叫びを呑み込んでいく。
これから冬野菜の秋蒔きがはじまる。
このまま蒔いちゃあ荒らされ、蒔いちゃあ荒らされを繰り返すのだろうか。ただでさえ、自然農からたんじゅん農法に切り替え、それもなんだか「?」になってきて、どうしていいか分らない迷い農法に突入している最中に、一匹オオカミならぬ一匹ザルの登場。これは畑やめちまえってゆーメッセージか?
この世は全て完璧だと言う。
という事は、これも完璧なのか。ということはどーゆーことだ?
自分の視点から見るから悲しいんであって、ちょっと視点を変えてみよう。
サルの視点。
「おー、今日もはら減ったなあ〜。さあ、めしにするか」
畑に入る。
「なにくおうっかなあ〜。赤いトマトがあるぞ。うへーうめえ。なんだあ?この妙なモノは。うっとおしいから取っ払っちまえ」
と、トマトのまわりに張り巡らしておいた網をぶっちぎる。全部食い終わって、
「さあ、あとはなにくおう。そーだ。まだサツマイモが残ってるかもしれんぞ。あー、だいぶ食っちまったなあ。もうほとんど残ってねえ。しょうがないから種芋も食っちまうおう。おや?あっちに畝がある。あ、あそこにゃ、まえにジャガイモがあった所だ。そうだ。まずかったけど、まだ食い残しがあったはず。。。」
そういって、やまんばが新たに白菜の種を植えた畝にやってきた。
「ありゃ?じゃがいもがねえぞ。ここか?いんやここでもねえ。ああ、あった。げ、やっぱりまずいなあ。」
半分食ってぽいっとすてる。さんざん荒らしてまだ食い足りない。
「あれ?あのはっぱはなんだあ?」
と、サトイモをみつける。サツマイモと違って引っこ抜けない。そして根っこを掘り起こし始める。
「どこまでほるんでい。イモがでて来ねえ。めんどくさいから、この茎食っちまおう」
そういってサトイモの根っこを食い荒らす。。。
。。。なんか腹立ってきたなあ。
サルの視点に立ってみても役に立たねえなあ。
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2 件のコメント:
いやぁ・・ヤヴァイ感じですね・・。
サルものは追わず・・って言いたいけど追いたいよなぁ・・・。
へえ。
今日も荒らしていきやした。
毎日水やって、やっとでたニンジンの芽もめちゃくちゃでおます。
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