朝起きたら、ダンナの出勤前、車が凍っていた。お湯をもって来て、二人でフロントガラスに掛ける。ドアが開かない。境目にお湯を掛ける。後ろのドアも開かない。ここはほって置いてくれとダンナに言われたが、親切心でお湯を掛ける。すっと開いた。
ところが今度はなんだか心もとないドアのしまり方。やばい。カギかからないかもしれない。。。そう思ったが、いそいでいるのでそのまま出勤。
そのあと私の例の自己嫌悪罪悪感後悔の波が押し寄せる。
走っていてドアが開いたらどうしよう。それで中から荷物が飛んでいってしまったなら。。。それをダンナがあわててしめようとしてハンドルを切り損ない、電信柱に激突。もしくは誰かを跳ねてしまったら。。。。
ああ。それもこれも私が悪い。あのときお湯を描けなければよかった。。。。今頃大事故が起こっているかもしれない。それもこれも私のせい。。。。
止めどもなく溢れてくる心配と後悔。そのとき私の中は恐怖でいっぱいなのに気がつく。その恐怖は要するに自分の恐怖だ。ダンナの心配といいながら、実は自分の恐怖に絶えられなくなるのだ。なんて勝手なんだろう。。。ダンナの心配よりも自分のことでこんなに悩んでいるのだ。
ここで人はその恐怖に絶えられなくなって、何か別のことを探し始める。珈琲入れてみたり、インターネット読んで遊んでみたり。。。それもやめて、じっとその恐怖に中にいることにする。少しだけ楽になった。
そしてコンピューターを立ち上げ、メールの確認をする。。。。
そして、そのさっきの恐怖がふっとぶようなとんでもないことが私の身に降り掛かっているのを知る。身体が震えた。。。
車のドアが閉まらないの次元ではなかった。頭が真っ白になる。次の瞬間恐怖が私を襲った。そしてその手の類いの過去起こった出来事が津波のように押し寄せる。これから先の自分の身を案じる。いったいどんなことになってしまうのか。。。。
私は恐怖への道の入り口に立っていた。ここから先にどんどん進むこともできる。そして動揺と後悔と懺悔と罪悪感と自己嫌悪の絶頂の中に入っていくこともできる。
これは、私に恐怖とは何かということを理解させようとする出来事かもしれない。そう思った。その恐怖の感情をただ眺めていよう。逃げようとしないでその場に踏みとどまろうとした。
さっきまで感情的になって読んでいたメールの内容が、少しずつ把握できるようになっていた。ああ、それを解決するにはこっちの方向にもっていけばいいのだな。。。だが、そこにそれを解決できる保証はない。しかし今私にできることはこの方法しかなく、それが成功するかしないかはその先の問題なのだ。今ここでそれを憂いて嘆いてそうならなかった結果を心配しても始まらないのだ。。。と気がついてくる。
幸運なことにフランスパンとデニッシュをつくり始めていた。忙しい作業にその問題にひたることができない。おまけに偶然近所の友だちも遊びに来た。パンつくって彼女と話をする時間が私にはありがたかった。
夕方、その専門である友人にも連絡がとれ、「とにかく、あんたがやらなければイケナイことは、これとこれとこれよ」と具体的に提示してくれる。それはまさに私があのとき感じた方向性と同じ道だった。
夜寝る前、いきなりのどが痛んだ。石けんなし生活を初めて全くなくなっていた懐かしいあの痛みだった。夜中何度も起きて、うがいしたり、塩水鼻に入れたり、湯気をのどに当てたりマスクをしたり、ゆず湯を飲んだりした。これは昔散々やったことだ。喉の痛みは私のトラウマになっている。その症状が出た途端、何かやらないといけないと思うのだ。それをやりながら、やはり自分が恐怖の中にいることを知る。きのうは恐怖!恐怖!恐怖!の3連発だった。
朝、ふとおもった。
メールの事件は相当私にストレスを生んでいる。恐怖の感情はずいぶんなくなってはいるが、やはりそのショックは大きいようだ。それでいきなり免疫が落ちて喉にきたのだろうな。。。
大病を煩う人は、きっとその頃に大きな問題を抱えていたんだろうな。それで免疫が落ちて、その人の弱い部分に発症する。。。
ひょっとしたら、その大きな問題の恐怖に絶えられなくなって、本能が熊の冬眠のように「寝てしまおう!」と指令を送るのかもしれない。
なんだかそんなふうに感じるのであった。
ところで車のドアは?
案の定、走行中に開いて閉めるのに必死だったそう。。。すんませ〜ん!
4 件のコメント:
ありゃぁ・・。
そりゃ大変でしたね。うちの子も自転車が凍ってて車輪が回らないので、毎朝、やかん片手に出て行きます。
ところで、”恐怖がふっとぶようなとんでもないこと”ってどうなったんですか?大丈夫なんですか??
ありゃ、ちゃりんこも凍るんですか。
やかん片手にって車と同じだな。
ごくろーさまです。
ふっとぶような恐怖は、まだまだ時間がかかります。
これからが勝負です。
大丈夫かどうかは、運に任せます(笑)。
運に任せます。って、やっぱ吹っ切れとんなぁ・・。
吹っ切れてねえよ。
やることやって、
「お日さん西西」と、言いつつビール呑むだよ。
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