いつも仕事をくれるジルチャーチルのブックカバー。
ニューヨークから戻って久しぶりの紙を切っての作品。コンピューターになれると、細かい絵の部分的な作業は、紙なら目を絵に近づけて拡大する作業を、コンピューターがやってくれるから楽だ。でもそうすると、目はある一定の距離だけで固定されてしまう。こうやってコンピューターにあぐらをかいていると、ついに目が退化してしまった。細かい紙を切る作業が、今は虫眼鏡がないと出来ない!
ニューヨークを発つ時、長いことお世話になった英会話のおばちゃんが、最後のお別れに
「これ、プレゼント」と言ってくれたものが、虫眼鏡だった。
内心「これがお別れのプレゼントお〜?」って引いた。
でもおばちゃんは、わかっていたのだ。「つくし、これからはこれが役に立つのよ」
今はコレが手放せない。
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