今、町会の年表作りに明け暮れている。
先日アメリカの仕事が終わって、時間が空いたから一気に取り掛かった。
いつ次の仕事が入って中断されるかもしれないから、今やるしかない。
しかし難問は次から次へとやってくる。
一つの疑問「これ、何?」から始まって、「じゃあ、その横にあるこれは何?」
例えば、一つのお地蔵様からその横のお地蔵様への疑問、
そしてある日町会の方からいただいた物語に書かれた、そのお地蔵様の別の歴史。。。。
え?違うの?こうじゃなかったの?
この話、この人とあの人の言うことが違う。。。どっちが正しいの???
と、どんどん疑問が浮上。答え合わせに翻弄される。
この話、面白いんだけど、どこまで書いていいものか、書かないほうがいいのか。
書き方次第なのか。。。。
おまけに細かいオヤジに「これ、やっといたー!」と、お世話がやってくる(笑)。
「楽しみにしているよ」との励ましの言葉は、今の私にとっては単なるプレッシャー。
仕事のできるサラリーマンのオヤジの文章が、私を無言で攻めるように思えてくる。
こんな風に書かなければ説得力がないのか。
こうでなければいけないのか。。。
私の文章はまるで小学生じゃないか。。。
いやその前につじつま合わせが。。。。
ついに寝られない夜が続く。
「ああ、あれがダメだ。。
ああ、これも問題だ。。。
そうだった、あれもまだやれてない、、、
だいたいこんな書き方でいいのか、、、
何かとんでもないことをしでかしているんじゃないか、私、、、」
一晩中うなされる(笑)
夜中、窓を開けて、目の前の川風を感じる。
バシャバシャバシャ。
川の中を誰かが走る。鹿だ。最近よく出てくるようになった。
上に目をやると、真っ黒い山の稜線の上に満月。
そうか。。。
森だ。。。山だ。。。水だ。。。!
年表は人。人がどう生きたか、どんなことがあったのか。
でもその背後にはいつも自然があった。
これらに囲まれて人は生きてきた。
その視点から書こう。
オヤジの文章も正しいが、私の文章もまた正しいのだ。
年表作りはこれでいこう。
森、山、水。
絵:「山越」
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