「ススキと高尾山」
「秋の音」
緊急事態宣言が出た日に初日を迎えた「つくし作品展」も、大盛況のうちに幕を閉じました。
初めの頃は営業していいものかどうかと迷われていたオーナーさんも、来てくれるつくしのお客様たちに臨機応変に対応してくださいました。
私も頭で考えたら、やめるしかないと思いましたが、成り行きに身を任せてみました。
こんな折にも関わらず、わざわざ時間をとって来てくださった皆様に本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
「こんな時期だから、この絵を毎日見て、心安らかに過ごすわ」
と言って買ってくださいます。
絵が人々に与える心の影響を、こんなに実感したことは初めてでした。
「ケヤキの道」
「飛び石と秋」
絵は「絵に描いた餅」のようなもので、実際にカラダを満たさないものはどうなのか。。。
自分で描きながらも、私は絵に対する葛藤が常にありました。
それが「絵に描いた餅」は、心を満たすのだ。物理的なものよりも、それが与える影響の方がいかに大きいか、それこそが大事なことなのだと気づかされたのです。
みんながそれぞれに食い入るように、とてもじっくりと見てくれた私の作品たち。
でもそこにある作品はもう「私が作った」絵ではありませんでした。この世界にあらわれてきたもの。たまたま私の手を通して現れてきたものでした。
逆に言うと、その絵を買ってくれた人が、その絵を見たいがために私の手を使った、、、とでも言うのでしょうか。
そんなことが起こっているような気さえしました。
自分の特別性が解体していく瞬間。。。
この一ヶ月、とても大事なことを教わった気がしました。
ふじだなさん、お越しくださった方々に、心から感謝します。
日々が明るく平安で喜びに満ちていきますように。
「むかご」
「ささやく杉」
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