キンモクセイがあたり一面、あまい匂いで世界を埋め尽くす。
やまんばは、鼻の穴をおっぴろげて、これでもかーってぐらい、嗅ぎまくります。
すると一緒に歩いていた友だちが、
「あ、これトイレの芳香剤の匂いや」
と、のたまいやがる!
「ちゃう!キンモクセイのカグワしい香りや!」
「え~~~、エステーの芳香剤の香りにしかおもえない」
「アホかーっ!これはほんまもんや。あっちはニセもんの匂いや!」
と、道ばたでケンカする。
しかしだんだんトイレのイメージがふくらんでくる。。。
89歩あるいた時、
「うん。やっぱりこれはエステーの匂いや」
と、納得する。
ピヨピヨ
ピヨピヨ
(ちゃうやろーーっ!)
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