お風呂につかってぽかんとする。
白い天井、白い壁、少しカビが生えたすみっこ。
浴槽のふちにあたまをのっけて、
首から下が、じーんとあたたかくて、
しろい湯気が、ほほの上でたわむれる。
白い天井、白い壁、少しカビが生えたすみっこ。
浴槽のふちにあたまをのっけて、
首から下が、じーんとあたたかくて、
しろい湯気が、ほほの上でたわむれる。
「これ、しかないんだなあ。。。」
あたまの中は、さっきまでの出来事を追いかけようとする。
けれども今は、それがなんだか、
100mとおくのほうにいる。
けれども今は、それがなんだか、
100mとおくのほうにいる。
さっきまでの出来事、思い、いろんな感情、
そんなものが、すっぽりぬけおちて、
そんなものが、すっぽりぬけおちて、
ただ今、ここにある風景。
お風呂の風景、暖かさ、電車の音、湯気の香り、
それだけがここにあった。
お風呂の風景、暖かさ、電車の音、湯気の香り、
それだけがここにあった。
この世には2つの次元がある。
目の前に展開する現象、
そして、
あたまの中でアレコレ考え、騒ぐ世界。
そして、
あたまの中でアレコレ考え、騒ぐ世界。
私たちは、あたまの中で騒ぐ世界に、
心のほとんどを占領されて、
右往左往する。
目の前にあるものを、
あるがまま、そのままみることがほとんどない。
心のほとんどを占領されて、
右往左往する。
目の前にあるものを、
あるがまま、そのままみることがほとんどない。
非二元は、そんなふうに言う。
頭ではそれを知っている。
だが、それがどう言うことか、
身をもってわからなかった。
だが、それがどう言うことか、
身をもってわからなかった。
でも、今、
ただ見ている風景にしか、心はなかった。
心は、ぽかんとし、
しずけさがあった。
ただ見ている風景にしか、心はなかった。
心は、ぽかんとし、
しずけさがあった。
すこしだけ、それをかいまみせてもらった。
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