スナップエンドウが採れはじめた。
固定種の種さんがここの畑にやって来て3年目。最初は心もとない感じでひょろひょろだった。やっと取れた種を食べずに次の年蒔いた。すると少し育った。それで、たべつつ、良さげな種をいっぱい取った。
すると3年目の今年は、まあすんごい状態に。スナップエンドウが、たわわわわ~ってなった。
よく見ると絹さやと交配した奴がいる。巨大な絹さやになって、スナップエンドウの横でドーダ!って主張している。交配するとやっぱ巨大になるのかな。
ソラマメも今年初めてとれそうだ。それまで、ちーっともそだたないか、かろうじてそだっても、おもいっくそアブラムシにくわれまくってた。ところが今年はなんか、いーかんじである。このまま育って欲しいもんである。
瓜科のキュウリ、ズッキーニ、かぼちゃも不織布をかけたせいか、ウリハちゃんにやられず、ゆっくりそだっている。
先日、ズッキーニが、一晩ではっぱが真っ黒になっていた。まるで焼けこげたみたいに。その近くに植えたサンマルチアーノの苗もほとんどが真っ黒に。土の下をねずみが這ったんだろうか。そう思って土をさぐったが、なんの変化も見当たらない。たった一晩でこんなに変わるもんだろうか。
しゃあない。「困ったときはそのままにしておけ」だ。
で、ほっとくと、ズッキーニの根元からまた新しい葉っぱが生まれはじめた。サンマルチアーノもほんの少しだけど、小さな葉っぱが覗いている。
植物は本当にすごい。ニンゲンの全く及ばないところで、粛々と生きている。
この畑だって、やまんばは遊ばせてもらっているだけだ。いや、植物に遊ばれているというべきか。
5年目に入って、だんだんやり方がわかってきたと言うか、どう野菜とかかわるかをすこしづーつ教えてもらっている気がする。
やまんばは、とりあえず、従来の「野菜の育て方」という知識を、ほとんど頭から捨てることにした。
植物には、植物が持つ時間の流れというものがあるようだ。それはやまんばの人生になかった時間の流れ方だった。だからすごくとまどった。だけどここにきて、なんとな~く彼らの時間に寄り添えるようになってきたかなあ、とおもう。
いままで野菜が育とうとすることを邪魔してたんじゃないかなあっておもうんだな。それはニンゲンの時間で野菜をコントロールしていたんかもしれん。
畑の野菜の種さんは、自分の意志でそこに育ちたいと思って来たわけではないわけだ。ニンゲンの欲のために、むりやりそこに置いたわけで、種さんにとっては、ありがた迷惑なことなのだ。だから、ムリヤリお越しいただいている彼らに敬意を示し、どこまで彼らのお邪魔にならないようにするかってことが、結果的に育つことを手伝う事になってるんじゃないかとおもう。なんか不思議な感覚だよ。
スナップエンドウ様、おいしゅうございます~。
2 件のコメント:
畑に馴染んできたみたいですね、タネとやまんばさん^^
はいっ。
なんか5年目にして、やっとこさ野菜さんとのかかわりがちょっとだけみえてきたような、そーでないよーな。。
でも毎日がたのしいです。
雨ふらないですね〜。
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