2012年2月26日日曜日
人間種ってこんなもん?
やまんばは、どーみても、この地球上でいろんなものをこわしている生き物は、人間種だけなような気がするんだな。
猛獣が大地をこわすっていっても、せいぜい蟻塚ぐらいだろうし、木を倒すっていったって、象がちょっとイライラしてぶちあたるぐらいだろうしなあ。でもその倒れたものも、朽ちていってほかの生き物のエサとなったり住処となったりして循環する。
人間種はといえば、地面に大穴は開けるわ、森は消しちゃうわ、自然界にあるものを合成させて延々と朽ちないものですみか作っちゃって、そのままほっぽりっぱなしだし、腐らないもの作って自分で食っちゃうし、ほかの生き物を絶滅させちゃうし、おまけに同じ種で殺しあっちゃうし。最近はお天気なんかも「ここで雨ふれ」なんて変えちゃうし。そこまでいろいろできるんなら、「へっへっへっ。オレ様は強いんだぜサイコーーーーっ!」ってしあわせなのかっていうと、なんだかみんな不安で不幸で文句がいっぱいある。
ほかの生き物同士が殺しあったりするか?
せいぜいメスの取り合いでケンカになったり、縄張り争いで威嚇したり、そんな事で気が済んでいるんではないだろうか。(やまんばは知りませんが、ほんとに殺しあう生物もいるかも知れませんが、しかし人間種ほど殺しあうことはないとおもいます)
ウチュー人がそれを外からみたら、
「どーみても、あいつらが問題児だな」
とおもうはずだ。
なんでこんな生き物なのかなあ?
森で樹々をめでながら、なんだか恥ずかしくなるやまんばであった。
そもそもなんでここに人間種はいるのだろう。ここにいる意味はなんなのだろう。こんなにこわし続けていていーのだろうか?
いんや、もっと何かいい方法はあるのだ。このシステムさえ変われば、人間種は立派になるのだ。だって、人間が何よりもこの生物界のトップなのだから!
と、人々は思っている。
だけどそもそもそのトップという考えは、人間種がかんがえついた「アイディア」なのだ。生物がピラミッド状に支えあっていて、そのトップが人間さまなのだ、という考えは、勝手な人間さまご都合主義なのだ。
セミにいわせたら、「ケッコー毛だらけ、ネコ灰だらけ」というに違いない(なんでセミ?)
これまでだって、革命じゃ、宗教じゃ、イデオロギーじゃ、システムじゃ、金融じゃといってなんだかんだと変えて来た結果がこれなのじゃ。これからまたその路線でこれじゃこれじゃと変えてみたところで結局また同じ「アトランティス」の二の舞なのじゃなかろうか。そういう意味では、面白いところに生きているなあと思う。文明の煮詰まった状態。
やまんばはちっちゃいとき、大人になる頃には車は空を飛んでいるはずだ!とおもっていたが、いまだに地面を這いずり回っているし、月にいっちゃったぐらいだから、今頃は木星に新築アパートでも出来て移り住んでいるんだと思ってた。それが現実は、地球の周りをぐるぐる回って、カエルさんの実験するぐらいのレベルじゃないか!
つまんない。
つまんないのだ。人間種ってこんなもん?
じゃあ、殺さないようにしようとか、核を処分しようとか、人にやさしくしようとか、そういう、あれがダメならこれ、それがいけないならこれ、というふうなあれこれ取っ替える事に答えがあるのではないのではないか。この地球上にいる問題児である私たちを、問題児でないものに変えていくものが、そこにはない気がする。
何か根本的なところにわたしたちが問題児であるゆえんが隠されていて、その事に気づけと言われている気がする。
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2 件のコメント:
そうそう。人間だけが異端児なんです。
でもやっぱり、自然には敵わない・・多分一生勝てない・・。頼みは雑食性と適応能力、繁殖力・・。
雑食性はさらに昂進して遺伝子組み換えから果ては人造肉やら作ろうとしているし・・・。
ところで、最近は繁殖力は怪しくなってきた感がありませんか・・・。
繁殖能力著しく劣ってきている。
やはり自然淘汰かあー!?
。。って、ほんとは自分で自分の首絞めてる気がする。。。
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