2010年10月7日木曜日
雑草のような大根
大根が自生するとはしらなんだ。
今年の春、源の助大根の種がいっぱい出来た。5月頃のことだ。大根のさやの形はちょうど東京の汐留辺りにある有名な「うんこビル」を思い出してもらうといい。金色ではなく緑色だが、あれをちょっと長くした形にそっくりだ。そのさやの中に、3個から5個の大根の種が入っている。やまんばは、冗談でそのさやごと、花咲か爺さんみたく、畑中に「種まきばあさん」をやった。
それからうんともすんとも芽は出なかった。
ところが10月に入って、今日気がついた。あっちゃこっちゃにまるで雑草のように大根の葉っぱがはえてきているではないか。中にはすでに20センチにまでのびている、本気で大根になる気の奴もいる。しかもなぜかみんな畝道。畝の上は私が草とったり土をかき回したりするから落ち着いて根が張れないらしい。畝道なら、土をかき回されることもない。がっちりと踏みしめられた固い土の上から、にょっきりとりっぱな大根の葉っぱが出ている。気がつかずに何度踏んでしまったことか。ごめんちゃい。
「大根を作る時は、うんと畝を耕して柔らかくするんだよ」
近所の畑のおじさんに何度もおしえてもらった。大根は柔らかい畝にしか生えないと思っていた。なのにこの大根たちはなんだ?しかも近所の畑の大根の葉っぱよりも大きく育っているし。そして元大根があった畝にも出始めた。
耕さないって、こんなにおもろいことがやってくるんだな。
自然は、わしら人間の知らないところでひとひたと自分たちの生を生きているんだな。ちょうどいい時期にちょうどいいタイミングでひょっこりうごき出す。そこには人間の知恵では思い浮かばないことがいっぱいあるのだ。ただ人間はそれをみて、喜んでさえいれば、そしてそれをありがたくちょうだいするだけでいいのかもしれない。
絵:食品会社のためのシンボルマーク案
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4 件のコメント:
あらら。じゃぁ、私が畑に行ったら、踏み潰してしまうね。区別付かないし・・。
んじゃあ、これから畑に入るのゲンキンね。
。。。ってわきゃねえでしょ。
たまには畑手伝いなさい。半パンで畑に来るんじゃない。やるきのないの、まるみえじゃないの。
スマソ・・・。
今週末もいろいろあったかも・・。
こらあ〜っ。
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