私の花粉症歴は40年。
東京に来てからなった。花粉症がなかったのはニューヨークにいた時だけ。
帰ってきたら(3月3日)、いきなり戻った。何でやねん!
まあ、家の前10メートル先に杉林が踏ん反り返っているからな。
で、ここにきてだんだん花粉症の症状がなくなってきた。薬も飲んでいないのに。
どうしてそーなってきたのか、私なりに検証をしてみた。
あくまでも個人の感想ですのでよろしく。
まず、真っ先にやってくるのはくしゃみ。そのあと目が痒くなる。これがたまらない。
以前はかいてかいてかきまくって、
白目の部分が膨らんで目が閉じられないという怪奇現象もあった。
で、かきむしるのをやめてみた。これがツライ。
対処法は、目を水道水で洗う。それでもきついなら、アレを使う。
そう。ハッカ油!
ハッカ油はキョーーーーーーれつなので、直接目に点滴などもってのほか!!!!
それどころか、ハッカ油を触った指で、一瞬でも目に触れたりしたら、地獄を見る。
目から火炎照射器のように、火が出る。(火は出ないが、火がでるがごとくの意)
その一瞬の過ちでのたうち回ったこと数回。死ぬかと思った。
ということで、ハッカ油をどう使うかというと、スプレー式のを使って、四つに折りたたんだティッシュに、「しゅっ!」と、一瞬だけ吹きかける。そしてそれをマスクの方に向けて、マスクの中に仕込むのだ。吹きかけた方を顔の方に向けてもいいが強烈かも。反対方向に向けるが無難。
マスクに仕込んだハッカ油ティッシュとともに息をすると、強烈な清涼感で、鼻の中も喉の奥もじゅ~~~~ってな感じで何かに襲われる(笑)。これが涙を誘って、かゆみなんかどっかに吹き飛んでしまうのだ。
これを発見した時は、びっくりした。以前畑で虫よけ用に使っていただけだったが、こんな使い道があろうとは!花粉症族にとってはノーベル賞もんだ!と、それ以来欠かせない。
そして鼻水。鼻水は、流れるままにさせる。マスクしてたら、マスクの中が鼻水洪水になってても平気。その鼻水でかえってスギ花粉からの保護になり、潤いも保たれ案外快適。
でも外からどう見えるかは知らない(笑)。
そして問題は夜。ネバネバの鼻水が喉に詰まって息ができなくなって死にそうになったこと2回。あれはシャレにならんかった。
昔はネティポットというインドの鼻を洗う道具で、塩水で鼻を洗っていたが、一向に治る様子もない。だったら、そのままにしてやれと、洗うのをやめた。
横になると鼻が詰まって口呼吸。喉がカラっからになる。それで喉の痒みがすごいことになる。
これは蜂蜜で解消した。できれば純正のがいいと思うが、寝る前に蜂蜜をスプーン3分の1ぐらいを舐めて、喉のあたりに塗る(塗るような感覚)。そうすると、なぜか痒さがなくなった。
夜中無意識にかきむしって、ひどいことになっていたのが消えた。
こういう経験から学んだことは、まず出てくる症状に対して抵抗しないという態度なんじゃないだろうか。
鼻水は理由があって出てくる。粘膜を保護するためかもしれない。
あえてかまない。鼻水を消してしまおうとしない。
くしゃみは多分、冬の体から、春に向かって体が開いてくるその敏感なために、異物を排泄しようとくしゃみが出るのだ。かゆみはその異物を感じたせい。でもかくという行為によって症状が悪化し、さらなるかゆみを生む。だからできるだけかかない。これも症状に対して抵抗しないという態度だ。
鼻の奥から出てくるネバネバのヤーな奴も、口から出そうとしたり、鼻洗いで出そうとしたりしないで、出てきたらそのまま飲み込む(爆)。理屈で考えたら、そんなものを飲み込んだら、余計喉が痒くなるような気がしていたが、実際飲み込んだからといって痒さが増すわけではなかった。
だから夜中口呼吸で喉がカラっからになっても、そのまま放っておいたが、その後それによってひどいことにはならなかった。
人は嫌な症状が出ると、「これはいけないこと!」と思って、なんとか対処しようとする。
でもその「対処法」で、さらに混乱し、さらにきつくなってくる。
聞くところによると、花粉症の薬はすごい種類があるそうじゃないか。
風邪薬と一緒で、根本的に直す薬があるわけではないのだろう。
問題は出てきた症状をどう捉えるか?だ。
受け取る。受け入れるっていうのも手だと思うんだな。
これは起こってくる出来事をどう捉えるかってことと同じだと思う。
抵抗しないでそのまんまにしておく。流れていくままにしておく。
そんな感じですべてを生きていきたいなあと思う。
絵:「水仙ちゃん」ペットボトルのキャラクター
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