先日バイト先で、ふとある言葉が浮かんだ。
「もったいないから食べちゃった」
「なんやったっけ、これ?」
まわりに聞くも、
「うん。なんかあったあった!」
というだけで、その前後がわからない。
わこうどから年寄りにいたるまで(年寄りは私と同い年)聞いて回ったが、若い子はクエスチョンマーク。どうも、私ら世代が記憶に残る言葉なのだ。
「。。。なんか、『うんこ』からんでない?」
年寄りの一人が言った。
「あ!やっぱり!?私もなんかその辺がにおう気が。。。」と私。
「なんかさあー。オバアさんが畑でウンコしたんちゃう?」と彼女。
「あ!そんなかんじそんなかんじ!」
そのうちメロディーが何となく出て来る。
「ばあさん畑でうんこして~。。。♪」一人が歌う。
「で?」と私。
「もったいないから食べちゃった~♪」
「ぎゃーーーーっ!やっぱ、そこ!?そこ!?」
年寄り三人組が盛り上がる。わこうどたちは横でシラケて見ている。
「ねえねえ、どっから来た歌やろう~?」
「ドリフじゃない?」
「う~~ん。。。もっと古かったような~。。。」
「やっぱ、ググらないと」
「そうやね。かえってからググるわー」
バイトが終わり、更衣室で着替えている時考えた。
うんこ、紙で拭くよねえ~。。。。
「あ!」
着替えてバタバタでてくる私。
「わかったわかった!!」
「え?え?おもいだした???」
「ばあさん畑でウンコして~
か~みがないから、手で拭いて~
もったいないから食べちゃった~~♪」
「きゃーーーっ!それやそれや~~っ!」
はからずも食品関係のお店で、大声で歌ってしまった。
さて。家に帰り着いてググる。
どこがばあさんや。どこが畑や。
正解は
「みっちゃんみちみち、うんこたれて~
か~みがないから、手で拭いて~
もったいないから食べちゃった~♪」でした!
しかもそれはドリフの時代どころではない。1800年代半ばまでさかのぼる古い古いわらべ歌であった。
古いがゆえにか、場所によって言葉が変わる。
うんこたれて~は
ばばこいて~とか、
クソばって~とか
クソひって~とか、(高知はクソひってやった気がする。もっと記憶を辿れば、
最後は「おばあが泣き泣きかきに来た~」と言うバージョンもあったような。。。)
もったいないから食べちゃった~は、
なめちゃったとか
ぺろぺろぺろぺろなめちゃった~
とかバージョンがあるらしい。
どっちかというと、食べちゃった系は関西に多いような。。w
しかもこのわらべ歌、国文学者林望氏によれば、「天下の傑作」とまで絶賛されている!
この歌のすごさは、紙がないから手で拭いてからのまさかの展開。
「そこ!?そこにいくかーーっ!」
という想像を超える展開に、心がロックオンされてしまうのだ。
だから衝撃的な言葉だけが記憶に残る。
「もったいないから食べちゃった。。。って。これ、なんだっけ?」と(笑)。
奇しくも今朝方、
「つくちゃんパンツにうんこたれて~♪」の夢を見た私。
なぜか花嫁姿の母に、なぜか座布団の上で、私の落とし物を洗ってもらっていた。
あいわらず私の夢は支離滅裂。
あいわらず私の夢は支離滅裂。
お下品な話、たいへん失礼いたしました。
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