私たちは急ぎすぎた気がする。
ここにきて、いろんなことがストップをかけられている。
それはこの文明に、一旦落ち着こうとメッセージをくれているかのように。
庭で石の上にすわって、朝日に当たる植物たちを眺める。
見上げると、庭の木の背後に青い空が広がっている。爽やかな風が頬をなでる。
その中にいることがとても心地よく感じる。
以前はそんな中にいても、あれをしなければ、それがまだ終わっていない、、、
と、心はここになく、
頭の中のあれこれに心を奪われていた。
なんともったいないことをしていたんだろう。
今ここにあるものをそのまま受け取らず、
今ここにないものばかりに囚われていた。
そしてそれをゲットしても、また「はい次!」と、ここにはないものを求め続けていた。
それは今あるものをドブに捨てているようなもんだ。
あるものは当たり前に感じ、ないものをゲットすることが大事。
そんなものの考え方に囚われ続けていたんだ。
今この瞬間に、何も問題はない。
心だけが問題を探す。
ここには何もないと思わせる自我の策略にはまっていただけだ。
目の前にある美しさに心を打たれ、
それを引き金に元々あった喜びの中に還っていく。
喜びの中に、私はすでにいた。
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