2013年8月7日水曜日

草の中でナスは育つ



70センチくらいにのびたメヒシバをかきわける。
でた。ナスだ。
草むらジャングルをかきわけてすすむと、ある。ここにもあそこにも。プリップリした真っ黒いナスだ。

上から見ると、単なる草だらけ。まさかその下にナスがたわわになっているとはおよそ信じがたい。
やまんばにとってナスは悲願なのだ。自慢じゃないが、採れたためしがない。いままで草を刈ろうがなにしようが、買ってきた苗は、まともに実をつけた事がなかった。

それが今年はじめて衣装ケースで育苗。なんとか育ったのを畑デビュー。そのまま期待もせずにほっぽっといたのだ。(やっぱり見てないと育つのか。。?)

ナスだけじゃない。衣装ケースで育苗したトマト、ピーマン、キュウリもそうだ。基本、ほっぽっといた。だって草を刈っても、また生えてくる。で、刈ったところの方が、刈らなかったところより元気がなかったりするのだ。

いったい土の下で何が行なわれているんだろう。草と共存しているとしかおもえない。

ナスも一カ所草を刈ったところを見ると、下の方が黄色く枯れた葉っぱが見える。
「おまえ、おれを日にさらす気か!草で覆ってくれよ!」
と言わんばかりだ。

ナスは肥料食いだし、草に肥料を食われるから、草はないのが原則だ。
なんで?

草の下には水がいい感じで湿っている。どうもナスは水が好きらしい。だけど無肥料栽培の関野さんのはなしでは、できるだけ水を与えないとの事。
ううう。けっきょくわからん。

だけどこーゆーことかな?
これらの育苗ケース苗の共通点は、畑からでた野菜の残さをまとめて積んどいたところの下にできてた土(?)を使った事。それ以外何も入れてないこと。
そのビンボーな土で育った子供達は、大きくなってもビンボーな畑で、じぇんじぇんオッケーで育つってことかいな?

けっきょく育つ過程で必要なのは、適度な温度と適度な水。土の内容カンケーなし。。。?

ほんでもって大きくなったら、気分で実をつけたいヤツは実をつけて、実をつけたくないヤツは実をつけない。
とゆこと?

ああ、野菜にふりまわされるやまんばであった。
それもまたたのし。

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