2009年6月2日火曜日

野人さんにバレちゃった




先日、私がいつも覗き見しているへんなブログ「野人エッセイす」の野人さんに、私のブログがバレてしまった。無断で覗き見をし「ふんふんなるほど、そういう事か!」といちいち納得し「おっしゃ、ほんならやってみるかい」と、私の人生の虎の巻にさせてもらっておりました。すんません。ホントはムーさんといわれる。でも私にとってみれば、野人そのものなので、野人さんと言わせてもらっております。彼の発想はすごい。人間の可能性をドバ!と開かせてくださる。何と言うか、いちいちのアイディアが、人を元気にしてしまうのだ。その根底に流れているのは、ニンゲン裸一貫で生きて行ける!この身体とこの意識はすべて完璧なのだ!という大胆な発想。ちまたに広がっているこむずかしい学問は、ニンゲンがあさはかに見えている世界だけを見てブンセキしているのであって、その後ろにあるすごい叡智や調和を忘れているじゃないかと。もっと観察しろと言っておられる。その彼の経歴はすごい。とてつもない経験と学問の上に成り立っておられるから、説得力が違う。その考えは、私の今まで「どっかへんだな...」とおもっていた疑問をことごとく解放させて行ってくれたのだ。

人間なんつーものはねえ、老いておっちんじゃうだけがのうじゃあないのよ。(人のふんどしを締めて、とたんにふてぶてしくなるやつ)
近頃は、人間にはとてつもない限界がある、ものすごいちっこい存在なんだから、やさしーくやさしーく、だいじーにだいじーに扱いましょうとか、菌からも遮断、ウイルスからも防御、ああ、それからこれとこれを飲まないとたいへんなことになりますとか、腫れ物に触るような扱いをする傾向がある。
そんな発想はくそくらえだ。ニンゲンそんなちっこい存在じゃあないのだ。身長2メートルにも見たない、このちっこい生き物は、物質的な大きさだけじゃなく、宇宙のすべてがおさまっているのだ。私は小さい時、それを自分で感じた。自分の中に宇宙があるのを見た。ちなみに地球は左の人差し指の中にあった。(えらいはしっこじゃのー)

そんな私がこの世の常識にまみれにまみれて48年間。それでもあのときの感動は忘れられなくて、なんかへんだ、なんかへんだと思い続けて何かを探していた。そして野人さんに出会った。うれしかったなあ。やっぱそーだよ!これだよ!と。

人間の身体はそれだけで完璧なのだ。何も足さなくても何も引かなくてもいい。そして人間がいただく自然の一部もそうだ。何も足さなくても何も引かなくてもいいのだ。ただそこにあるものがすでに完璧なのだ。それを一番知っていたのは、何を隠そう、日本人じゃないか。世界中のどこよりもだれよりも自然を観察し、めでて、歌にし、口にし、味わって、そして芸術にしてきたじゃないか。


野人さん、ありがとうございます。
これからも日本を元気にしてね。


絵:へるすあっぷ21エッセイ「森林セラピー」

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