2011年3月24日木曜日
敵は自然じゃダメですか?
人は敵を作るのが好きだ。
ネット上では今回の地震は人工地震で、あいつがやったんだ!と、言って盛り上がっている。ほんとかどーかはしらない。もしそうでも、そうでなくっても、やったのはあいつだー!と言っている方が、なんか盛り上がる。敵がいるとなんだか自分を意識する。自分とあいつ、敵と味方。
でもさ、もしこれが、ほんとの自然現象だったら、敵は作れない。
「そっかあ。。。自然がやったのね。。」となってしまって、
「敵は自然だーーー、うてえええーーー!」とはならない。
なんでかしらんが、自然相手だと、盛り上がらないのだ。漠然としてしまって目標が持てない。キホン自然は何考えてるか分らないから、この先どんなことが起るかもわからない。今までの比じゃないのがやってくるかもしれないし。。。
そう思うと、なんだか雲をつかむような感じで心もとない。んで「人はなんかしたくなる理論」(いつできたんや、そんな理論)で行くと、
「こっ。。これは人工地震だあ~!」
と、いっておいたほうが、精神安定上いい。人工地震を作ったのはニンゲン(ウチュー人かもしれない)なのだから、そいつをぶっつぶせばいいのだ。ネットという架空の世界の中で敵を作って、誹謗中傷という竹槍でもって、空に向かって突っつけばいいのだ。それで心はなんとか収まる。
しかしそれをいつまでもやっていた所で、そのうち疲れてくる。だって敵をぶっつぶす具体的なものは何もないんだもん。イケー、ヤレーって言ってても、日々地面はぐらぐらしているし、被災地は現実を突きつけられている。
勝手な妄想だが、やまんばは、このままこの地面がぐらぐらをやめるようには思えない。今までは大きな地震が来て、その余震が何日か続いた後、収縮していくというのが常識だった。だが、それはニンゲンの勝手な「常識」なのかもしれない。自然には常識もパターンもありはしない。好きなように突き進むのだ。
太平洋の向こうっかわのボリビアやコロンビアが、最近地割れを起こし始めている。世界中で、どっこんどっこんと大きな穴が突然あく。ド素人が考えるに、これは今回の日本の地震となんかカンケーがあるんではないのか。巨大な太平洋プレートがグググ~っと左に向かって突き進んで、日本にぶちあたり、地面の下にめり込んでいっている。今まではゆっくり動くプレートは、今回は活動を早めた。今までじっくり日本の下に入り込んでいたプレート。そのストレスで何十年に一回どかんと来るのが今までの地震。
しかしそれがスピードを速めたら、しょっちゅうストレスで地面がぴょんぴょん跳ねまくる事に成りはしないか。それが今回の、今日も続く地震の姿だとしたら。
原発が必要とか必要でないとか言ってる場合ではないのかもしれない。毎日ぐらぐら常に揺れまくる地面の上に、あんなに危なっかしいものを日本国中に乗っけておいて、動かしつづけてていーのか?
敵は自然じゃなくて、ニンゲンの心の中にある。
いつまでもあいつが悪いって、外に向かって叫んでいる場合じゃないのだ。そのあいつとは、本当は自分の中にいるあいつじゃないのか。
自分の中に敵を作って暴れてけんかして心の中を揺り動かしている限り、地球さんはぐらぐらをやめないのかもしれない。
絵:「モンスター列伝」だれだっけ?
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿