2010年5月20日木曜日

キクイモ天国




ひい、ふう、みい、よお。。。。
げ。いつのまにこんなに?

アレは確か去年の11月頃、恐ろしいくらい採れたキクイモ。畝の外まで広がったキクイモをテッテエ的にほじくり返して、見事に取り去ったはず。新たに北海道の田中さんからもらったキクイモの種も順調に育っている矢先だった。去年の畝のまわりから、次々にキクイモの芽が出始めたのだ。畝なんか無視。あっちゃこっちゃから、ざっと数えて20個(!)人知れず残っていたのだ。恐るべしキクイモの生命力!

わちゃ〜、これをそのまま野放しにすると、とんでもなく広がっていくぞ。わしらの畑はキクイモ天国になっちまうかもしれん。。。しかし糖尿病予防にもいいこのキクイモ、これからうんとはやかして、高尾名産にしてしまうというタヌキの皮算用も走る。。。欲は広がるどこまでも〜っ。(それをいうなら夢は広がるだろ)

と、そんなお元気なキクイモさんをよそに、他の野菜さんがなんだか元気がない。。。というより私のヘタッピイさが全面に押し出されている今日この頃。
カブ、ラディッシュ、チンゲンサイ、水菜、ホウレンソウ、大根、レタス、小松菜、シュンキク、ルッコラ。。。。みんなどこいっちゃったのだあ〜?3月の終わり頃蒔いたたくさんの種さん、いつの間にか消えてなくなってるよ〜ん。え〜ん。

ここが自然農のむずかしいところなのか。草を生やしてその中に育てる、まではいいが、その草の調節が今ひとつ分らない私。
全面的に草を刈って、その中にばらまきやすじ蒔きをする。その上に刈った草をかぶせておく、まではいい。上の草は枯れて、いつの間にか土がからからになる。その砂漠のような土の中から双葉が顔を出す。それを見て小躍りするのもつかの間、その柔らかい双葉さんは、あらわになったことであらゆる昆虫たちに襲撃されるのだ。
一方、草におおわれて育つ点蒔きの種は、双葉が出る後、太陽の光が当たらないので、徒長をはじめたり、成長が止まってしまったり。
難しい問題だー。太陽が当たらないと成長しないが、下手に草を刈るとそのやわなカラダが外にさらされて虫たちが見つけてしまう。
どーすりゃいーのよー。

ああっ。。。
思わず畑の真ん中で頭を抱えるやまんば。

自然農の川口さんいわく、
「こまったらそのままにしておけ」
教えどおり、そのままにしておいたら消えてなくなっちゃった(苦笑)。
だがこれも学びのひとつなのだ。種さんごめ〜〜〜ん。

まだまだちっこいトマトやナスの苗にちょびちょびと水をやりながらふと地面に目をやる。するとまたキクイモの芽が。。。ここはキクイモの畝から遠く離れた場所。
な、なんであんたがここにも。。。。?

わしらの畑はホントにキクイモ天国になってしまうのかもしれん。


絵:COOPけんぽ/あやめの妖精

4 件のコメント:

まいうぅーぱぱ さんのコメント...

うーん。
難しいねぇ。
って私ゃ、草刈ってるだけで苦労して無いけれど・・・。
まぁ、自然のままで、強いもんだけ生き残ればいいじゃないですか。
来年は、カブの年かもしれない。でしょ。

つくし さんのコメント...

そう言ってもらえると、ほっとしますです。
そーだー!強いもんだけ生き残ればいいのだー!

勝手にプレッシャー作ってます。
まじめでしょ?ひょっとして、私はA型?

まいうぅーぱぱ さんのコメント...

取り急ぎですが、ばあちゃん、高尾の畑に戻ることはできませんでした・・・。残念ですが・・。
つい1時間位前のことです。

つくし さんのコメント...

今日は雨。おばあちゃんの弔い雨でしょうか。
苗の植え方色々教わった事を思い出します。
ありがとう、おつかれさまでした、おばあちゃん。