2024年11月18日月曜日

幸せの一週間

「コスモス」和紙、水彩

 

目の前の山の木々が急に色づいてきた。

雨模様の景色に黄色い紅葉がまぶしい。


先日、一週間ばかり不思議な状態にあった。

毎日が幸せの連続だった。


その時期は忙しく、毎日毎日用事があった。

しかしその内容とは関係なく、私はただただ喜びの中にいた。

こんなに幸せでいいのだろうかとふと不安がよぎるが、

そんなもの跳ね飛ばすほどの勢いだった。


そしてソフトランディングするように、

いつもの心の状態に戻った。

小さな恐れや不安がさざ波のように、

ひたひたと寄せては返し揺れ動いている感じ。

そう、それが私のおなじみの心境。


その違いを通して、

いつもの状態がいかに不自然なものであるかを知らされたのだ。




幸せの一週間は、心に不安が全くなかった。

恐れ、罪悪感、心配、怒り、漠然とした不安、、、、。

そんなものが一切消えていた。


ただただ嬉しく、楽しく、

目には見えないけれど、そこらじゅうが光に満ちていた。


ああ、恐れがないって、不安がないって、

こんなにもすごいことなんだ~!

と、体験を通して教えてもらったようだった。


その時は、どうして不安がるのかわからない!

なんで?なんでみんな心配してるの?

心配することなんかひとっつもないのに!


と、どうして自分がずっと不安でいたんだろう?

すごく馬鹿げたことにすがってきたんだ~。

何を今までやっていたんだろう?

何も心配する必要なかったのに!


と、思っていた。


と、その時の心の状態を覚えているのに、

また不安な状態にいる(笑)。


すごく馬鹿げたことに、またすがっている(笑)。


チーン。



いやいや。チーンしている場合ではないのだ。


教えてもらったのだ。あれを。


これが本来のあなたなのだよと。


あの心でいるなら、もうそれは必然的に周りに伝播していくだろう。


喜びの波紋がどんどん広がっていくだろう。








和紙で制作した作品のオンラインショップができました

ペーパーバックの表紙を制作した原画のオンラインショップです


2024年11月10日日曜日

はい。正直に認めます。

 

あんこ屋Suzuさんにお嫁入り「筆りんどう」

「筆りんどう」


心の中を正直にみる。

自分に嘘をつかない。

自分の中にある感情や思いを、自分で隠してしまわず見る。


ただそれだけでよかったんだ。

なんてシンプルだったんだ。



私たちは、自分の中に湧いてくる思いにそっとフタをする。


私は怒っていない。

私はイラっとしていない。

私はチッとか思っていない。

ぜーんぜん大丈夫~。


そうやってみるか、もしくは苛立たせた相手を恨む。

あのやろう。

このやろう。

どーしてやろうか。

いつかギャフンと言わせてやる。


そうやって心の中で一人妄想を繰り広げる。




私たちは、この世界で生きているのだから、

この世界で行動して、なんとかしなきゃと思っている。

だからこの世界を必死で観る。


でも不幸なのは、心が不幸と感じているのだ。


苛立たせる相手がいるのではなく、

苛立ちたい私がいる。


恐れる状況があるのではなく、

恐れたい私がいた。


恐れは外にあるのではなく、

恐れは私の中にあった。



隠したいのは、私自身だったのだ。

私自身から、私の恐れを隠したい。


ところが、それをやり続けても、

それが終わらないことに気づく。





そして私はやり始めた。

自分の心を正直にみる。

恐れがあるなら、それを観る。

それを認める。

それを受け入れる。


今、私は怖がっています。

お金が減ることを怖がっています。

それを隠しません。

はい。正直に認めます。


今、私は怒っています。

それを隠しません。

はい。正直に言います。

あいつにめっちゃ腹たっていますっ!


今、私は人の顔色見てる。

相手にどう思われるか心配している。

その思いを正直に認めます。




そうやって自分自身から出てくる思いを正直にみる。

その恐れを体で感じて、受け止める。

目の前に出して、それを聖霊に渡す。


その行為は、

心の中にある私の「恐れの信念」を浮上させ、

聖霊に消してもらうためにあった。



悪夢もそうだ。

どうしてこんな酷い夢を見るのだろう?

そう考えても答えは出ない。

心の中にある残酷な思いが浮上してきているだけなのだ。

それを渡していこう。



そうやって本当に自分の思いに正直になっていく。

その思いを受け止める。


ただそれだけで、心は静かになる。

この時、何かが開く。

何かがすっと入ってくるスペースが空くのだ。


だから目の前の状況が何一つ変わらなくても、

心が変わっていく。




将来が不安です!

そんな想いも差し出す。


その不安を見つけてどうにかしようと行動しても、

恐れが動機になっている限り、道はひらけない。


道が開くのは、喜びからくる。


なんでか知らんが「やりたい!」と思ったことから道は開いていく。

それがその人の、その人だけのオリジナルな道なのだ。

それが一番輝く。


本当はそれをやるために、ここに生まれてきたのだ。








和紙で制作した作品のオンラインショップができました

ペーパーバックの表紙を制作した原画のオンラインショップです




2024年11月7日木曜日

どっかでお会いしましたよねえ〜


 

「初めまして~」

とご挨拶する。


ちょっと話しているうちに、

「あれ?この人どっかで会ったことがある。。。」

と思い始める。


そしてそれは確信になる。

「絶対知ってる!この人!」



会ってるはずはない。

じゃあ、きっとどっかの前世でインド人だった時にい~、、、

いやいやこのお顔!このお顔をそのまま知ってるのだ!


最近そういうことが増えた。

会う人会う人、みんな知ってる。


知ってるから怖くない。

知らない人だと警戒するけど、知ってるから警戒しない。


ネドじゅんさんの動画の中であった話。

ネドじゅんさんが、ある意識状態になった時、見たシーン。

みんな知ってるのに、初めて会う演技をするって話を聞いたのと似ている。

みんなお互い知ってるのに、「初めまして~」というフリをしあうという演出。

そこでみんなはドッと笑う。


まさにそんな感じ。

「またまた~。お互い知ってるじゃ~ん」って。


先日の地域の文化祭でたくさんの人の中にいると、みんな同じに見えてくる。

勝手知ったる「人」というお風呂の中で、一緒に浸かる。

「こいつ、会ったことあるぜ」と心で思いながら、

初めましてのオヤジとも冗談言い合って楽しめる。



そりゃそうか。

ひとつの心が分離しているかのようなフリをして、

お互い自分なのに、知らない人みたいに振る舞って、そこに物語を作り出す。

それがこの世界。


物語は誰かと誰かが出会って始まる。

互いに知らないもの通しだから恐れがあって、嫉妬があって、戦って、

物語がどんどん展開していく。

でも互いにひとつだと気がついたら、そこに長い物語はない。


北風さんと太陽さんは、

お互いに自分だと気がついて競い合わない。

歩いている旅人さんも一緒~って終わり。


アリさんとキリギリスさんも

「なんだお互い自分じゃんか~」と言ってめでたしめでたし。


はやっ。


絵本も2ページで終わっちゃう。



とゆー楽しいお話でした。

ちゃんちゃん。









和紙で制作した作品のオンラインショップができました

ペーパーバックの表紙を制作した原画のオンラインショップです