2010年9月1日水曜日

やまんばの食事




私は基本いやしーので、あまり食べ物に規制はつけたくない。
だけどこのやまんばにも歴史があって、昔っから自分は身体は弱い(とおもいこんでいた)ので、色々食事療法をやった。いつも身体がだるく、その原因も分らず、ひたすら「なにかしなきゃ」とおもって、漢方薬にも手を染めた(なんだか恐ろしーもんでも触るような言い方だな)。糖分を控えたり、塩分を控えたり、添加物をとらないようにしたり、マクロビオテックもちょっとかじったし、丸元淑生さんの本にもスッカリコンのめり込んだ。あげくに小食を知り、ほとんど食べない方向にまで行ったこともある。

数々の食事療法大作戦を繰り広げて、その結果こういう考えに至る。
何でも食べてやろ。

酒も飲むし、肉も食べるし、お菓子もジャンクフードも食べるし、カップヌードルもインスタントラーメンも食う。タバコは好きじゃないから吸わないけど。身体にいいことしているとしたら、玄米ぐらいか?けど、玄米食べる人は基本的に肉は食べてはいけないといわれている。だからそこで肉食べたらマイナスに転じて、なお身体に悪い事している事になる。しかし肉と一緒に玄米食べ始めてかれこれ15年ほどになるが、別に大病するわけでもなく、風邪もほとんどひかない。なので、玄米と肉の関係は、かんけーないのかもしれない。やまんばとダンナの身体だけがおかしーのかもしれんが。

ネットを見ると、いやというほど、身体に悪いものを教えてくれる。アステルパームやフッ素や添加物や電磁波やワクチンや。。。あれは食べてはいけないコレも食べてはいけないと畳み掛ける。そしてコレから飢餓がやって来るから自分でじこじこ食料を備蓄しましょうなんて。
なんだかねえ。テレビ見ても嫌気がさすほど脅されるけど、ネット見てももっと脅される。

こーゆーのはうんざりするのだ。
ヒステリーになって野菜ばかり食いたくないのだ。ヒステリーになって備蓄したくないのだ。備蓄する人はいざというとき、他人にその備蓄を分け与えられるのかい?わしゃできん。絶対自分の分だけ黙って確保しちゃうもん。こんな精神のわしだったら、備蓄しないがましだ。そんな自分を見るのはイヤだもん。

人は食べないでも生きていけるという説がある。水もいらないという説も。こういうのを聞くとホントかどうか知らないが、なんだか心のどこかがうきうきする。食べなきゃいけない、飲まなきゃいけないと、イケナイコトづくしに縛り付けられない開放感がある。この世に完全食なんてモノがいまだにないのは、ニンゲンが考える範疇でニンゲンは生きていないという事ではないかな。全く未知のもので生きているのかもしれない。


最先端の科学の説の中に、物質というものはないという説がある。それをもとに考えるなら、食べている食べ物も本来は存在しない事になる。おなかの中にたまった気になっているだけなのかもしれないし、それが栄養になって身体を作っている、という気になっているだけなのかもしれないではないか。どっかのウチュー人の話の本に、食べ物は単なる愉しみだから、からだの中に入ると食べ物は消えていくというのがあった。そんな考えがあるとしたら、砂糖をとったら太る、という気になって地球人は太るのかもしれないし、お肉を食べたら血液がドロドロになる、と思っているからどろどろになるのかもしれないではないか。そもそもその私たちの身体という物質はなかったらどーなる?私はこの物質的身体と思い込んでいるものも単に思い込みだけだったら?

お化けが見えるという人がいるけど、あれはラジオのようなものにチューナーの周波数をお化けが見える周波数に合わせているからみえるのだと言われる。だったら、ニンゲンの身体が見えるのも、その見えるという周波数に合わせて見ているだけなのかも。じゅーじゅー焼けるステーキがある、とみえるのは単に立体的なテレビの周波数に合わせてみていて、そこには匂いも味もあるから、そんな気になっているだけで、そのチューナーを変えればいきなりなにもなくなったりするかもしれないわけだ。
そのくらい曖昧なものだとしたら、食事をどうしたら健康になるなんて、どっかのテレビ番組を見ているのと同じレベルなのかもしれない。

なあんて考えると面白くなって、そんなら何食ってもいいや、という考えに至ったのであーる。そう思えるようになったのも、石けんなし生活が見る見るうちに私を元気にさせてくれているからかもしれない。そしてほんの少し野草などの自然のままの植物を口にする。これも大自然のエネルギーを受け取る大事な感覚じゃないかと思ったりする。
あれこれ心配しながら食べたり除菌するより、何でも食って「おーしあわせ〜」といいながら夜空を見上げ、布団に潜り、すっかり寝ちまうのが一番の健康法じゃないか?などと単純なやまんばは思うのであった。


絵:メディアファクトリー新書表紙

4 件のコメント:

まいうぅーぱぱ さんのコメント...

こないだ、夕食時肉を避けてナスを食べてたら、女房に怒られた。最近特に肉を食べねば!の情熱が減っている。
週に5枚程度のチャーシュウで十分。
後は酒があればドンと来いだ!!ゴホゴホ

つくし さんのコメント...

そなのよ。肉も魚もアリなんだけど、最近そこまで欲しくない。自然な欲望にまかせましょ。

ということは、ぱぱさんのハラはお酒が詰まっているのねん。

Unknown さんのコメント...

 はじめまして。『事情のある国の切手ほど面白い』の著者の内藤陽介と申します。

 このたびは素敵な表紙をありがとうございました。僕のブログでも、表紙のデザインについて取り上げてみましたので、よろしかったらご覧ください。(http://yosukenaito.blog40.fc2.com/blog-entry-1943.html)

 今後とも、これを機縁によろしくお願いいたします。

 まずは、取り急ぎご挨拶のみにて失礼いたします。

つくし さんのコメント...

内藤さま
ようこそいらっしゃいましたー!

今回は大変お世話になりました。表紙の絵の制作、楽しませていただきました。
むかーしのことですが、小学生の頃、切手収集していた時代がありました。伯父が海外の船乗り(?)で、よく外国から手紙がおばのところに届いていて、その切手をみながら子供ごころに世界に思いを馳せていました。
そんな事を思い出しながら作りました。

内藤さんのブログ、今ちらっとのぞかせてもらいました。お洒落なグログですね。郵便の世界満載!切手から世界を知るなんて、素敵。
また、じっくりのぞかせてもらいます。

これからもよろしくおねがいします。