2022年9月6日火曜日

そーかそーかと見る。

 



徹底的に、自分に正直になることだ。


今、自分が何を考え、何に反応し、

どんな感情になっているのかを見る。


たとえそれが表面的なものだったとしても大丈夫。

その時はちゃんとその時点での正直さを意志しているのだから。


心を見ることは、

いつも同じことで動揺したり怒ったりしている自分に気がついていくことになる。

そうすれば、訳も分からず突然感情的になっても

「なんじゃこりゃ?」とその反応を外から見はじめる。


私たちは、闇雲に感情的になるのではない。

それには必ず理由がある。

そこには信念がある。

その信念によって判断し、怒り、攻撃し、悲しむ。


つまりほとんどが、「考え」によって、

心は揺さぶられているのだ。



だから心を見る。正直に見る。


自分が今、たった今、何を考えているのか。

何に反応しているのか。

それを通してどんな感情を今抱いているのか。


そしてその感情を封じ込めるために、

誰かに向かって怒っていたり、

さばいていたり、

どれだけ頭の中で、自分の正当性のためにエアー演説しているかを見る(笑)。




実はそれを見たからといって、誰も困らない。

誰にも嫌な思いもさせなければ、

ケーベツされることもない。


ただ自分が自分にびっくりするだけだ。

自分で顔が真っ赤になるだけだ。


でもそれでいーのだ。

いや、それがいーのだ。


その目の当てられなくなるほど恥ずかしー、

目も当てられなくなるほどの自分の闇、

恐れの中で震え続ける自分、

こいつ、きちがいじゃね?ってほどのひでえ感情、

うわー、やべえ。このまま殺人者になっちまうんじゃね???と、

ヒトラー真っ青な思い。。。。


そんな自分のおぞましー内側の景色に気がついても、

それをいっさい裁かないこと。


裁きたくなる思いも、裁かない!

自分や人に向かって罵詈雑言浴びせている自分さえも裁かない!


そーゆー内側に秘めたありとあらゆる思いを感じ、

ただ、じーっと、慈しんであげる。


そーか。そーか。

そんなに辛かったか。


そーか。そーか。

そんなに憎しんでいるのか。


そーか。そーか。

そんなに怖いのか。


そーか。そーかと。


その時、心の暗がりに光が当たっている。

カビ臭い押入れの襖がそっとあき、そこに風が入ってくる。


その光と風は心の闇を徐々に溶かしていく。

心の中で何が起こっているのかを教えてくれる。


答えは外側にはない。

心の中にある。


心の中はとんでもなく深く広い。

そこに真実がある。


ようこそ。心の中へ。




絵:「素敵に女盛り」ドラマタイトルイラスト





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