2013年2月28日木曜日

マンガ「今年も登場!ホケキキョくん」


 去年、へんちくりんな歌い方をするうぐいすが高尾に生まれた。
 彼は、ちょっときむずかしい。
こだわりがあるらしい。
完璧主義なのだ。
それに美意識が高い。

これぞ!と思ったものは、信念を通す。
それが彼の流儀だ。


今年もやってきました「ホケキキョくん」。
今日も張り切ってうたいます。
「ほー。ほけききょっ!」


2013年2月27日水曜日

マンガ「恐怖!ピロリロリン」


ある時、権威のある人からこんな言葉を聞く。

 
聞いたことのない言葉におもわず

なんて言ってしまう。

するといきなり、



なあーんていわれてしまい、後ずさりする。
するとここぞとばかりに、知識を振りかざされる。


知らないってどんなに恐ろしいことかと、たたみかけるよーにたたみかける。


もう完全にあなたは相手のペースにハマってしまう。


そして神さまに見えてくる。




そしてまた


新たなジョーシキが生まれる。。。


2013年2月23日土曜日

マンガ「怒りおどり」


ある時やまんばは、とってもハラたった。


そこで、この怒りとは、どんなものなのか、観察してみることにする。


おこるってさあー、たいてい誰かに向かっておこってるよねー。んで、怒りはその誰かさんに向かって発射されるのであるが、それをふりかざすと、なにかと問題が生じるので、ここはいったん怒りとはどんなものかを感じてみるのである。
からだの中に熱ーいものがわき上がってる。それは頭に登る。するとだんだんそのびりびりした感じは、腕に移動してきて、手の先にやってくるではないか。  


それはどんどん広がって、足にも到達する。全身ものすごいエネルギーでみたされる。なるほどー。そのエネルギーが、なにかをぶんなぐったり、蹴っ飛ばしたくなるエネルギーなんだな。
んでやまんばは、そのエネルギーでおどってみる。題して『リオの怒りカーニバルじゃあー!』
ズンズン、ブンブン、おどってみるのじゃあ〜〜〜っ!
(あくまで頭の中でのイメージ)


すると。。。。
さっきまで、もんのすごいエネルギーに満ち満ちていたやまんばのからだは、いきなり「し。。。ん」としずかになっちゃったのである。


怒りとは、単なるエネルギーなんじゃなかろうか。
怒るってさー。キホン「怒っちゃいけない」と思うじゃん。だけど、単なる噴出しようとするエネルギーであるとするならば、だしてあげないとどっかでふんずまってしまうやろ。それがある時爆発したり、はたまた爆発しそこねて、病気になったり、心の病いになったりするんじゃなかろうか。

誰かさんがきっかけで怒ったとするだろ。
するとそのきっかけになった人を怒るだろ。
でも理性が怒っちゃいけないと思うだろ。
それでそのエネルギーの爆発をとめちゃってるだけじゃないだろうか。

誰かに向けて発射しようとするからとめちゃうんだとするなら、誰にも向けなきゃいーじゃん。

ただ、そのエネルギーを感じる。
そのものすごいエネルギーをたのしむ。
私ってすんごいエネルギー持ってるんだあー!って、感じることが出来るいいチャンスなのである。
このエネルギーを誰かに向けるのはもったいないのであーる。


2013年2月20日水曜日

マンガ「千手マック」


やまんばは、なんちゃってマンガに色を付けたいと思い、マックを探りはじめた。





すると、見たことも聞いた事もないようなコトバがつぎつぎでてくる。




そのうちわけがわからんなって、マックにあたっていると、




ひょんなところから、いろんな機能をしる。




それまで金属の固まりにしか見えていなかったマックが、なんだかなんでもできる千手観音さまのよーにみえてくるではないか。




やまんばのマックの使い方は、ぴっとしか知らない使い方であった。

これをたとえていうならば、本を手にとって表紙を眺めてるっちゅーだけ。


本は表紙を眺めるものではない。
中身を読むものである。
(さっさとマック勉強せんかいっ)

2013年2月16日土曜日

マンガ「不安局」


とある放送局。





JR渋谷駅ホーム。仕事帰りのオヤジ。




するとどこからともなく、声が。。。
なんか言葉がシンクロしてる。。。

伝染しちまった

知らないあいだに、おたよりだしちまった。




なんか来てるぜ。。。


お。。。?


あーあ、伝染しちまった。



また、おたよりだしちまっただ



今日もどこかでだれかがおたよりだしちまう放送局であった。



2013年2月14日木曜日

恐るべし大先輩「食っちゃえば?」



ちょっと早いかな?とおもったけど、シュンキクと小松菜の種を畑にしこんで来た。何でも実験、実験。
去年いい加減に取ったトマトの種、固定種の妙紅、サンマルティアーノ、ほんでもって、交配種のアイコ、ボンリッシュ、などなどをティッシュを水に浸して、はさみ、ラップに包んでコタツの天板と布団のあいだに入れた。コタツの温度で芽がでるか?


先日、無肥料栽培の大先輩に畑を見に来ていただいた。
白菜と水菜が交配した巨大なナゾの野菜をじっとみる。

「おおきいねえ」
「はあ、交配するとでっかくなるんですかねえ」と私。
「おいしそうじゃない」
「い、いや、、、まだ食べてないし。。。」といってるまに、彼は葉っぱをちぎってぱくっとお口に入れた。ゲゲ!苦いから食えんはず。。。

「うん。あまいじゃない」
「へ?」
「うん。いけるいける。うまいよ。これ」
食ってみるやまんば。およよ、あまいじゃないの。
「にがいはずなんだけど。。。」と私。
「たぶん、寒さにあてられてあまく、そしてずっと長いこと置いているあいだに、窒素分が抜けて苦みが消えたんだと思う」
はは~、なるほど。

次に大根の畝に。まともな大根は一個もなし。サルが引っこ抜けなかった大きい大根は、生えたままガシガシ食われて、地面すれすれにかじって歯形がついた大根の白い身が見えている。
と、そこで大先輩は
「失礼」
といって、いきなり土下座した。。。!。。じゃなくて、地面にかぶりついた!
げげ!びっくり!な、なにしてんのや!
じゃなくてえ~、大根の匂いをかいでおられたのであ~る。

おもむろに立ち上がって、
「発酵してる。。。」
えっ、発酵?
「ほら、嗅いでみて。発酵してる匂いがするから」
ほ、ほんどだ。。。つけもんのにおいがする。。。生きたまま発酵する恐るべし大根の威力!
「やっぱり力があるね。無肥料だと。腐敗しない。」

そこで一昨年、東の方に植えた大根が腐っていたのを思い出した。そのまま放置していた大根は溶けて、凄いにおいがしていた。
「あっ!そこはむかし牛糞が置いてあった場所だ!」
「じゃあ、こっちはもう肥料は抜けているんだね。だから発酵に向かっている。」

無肥料栽培の大先輩は、やまんばとは全く違う眼で畑を見ておられたようだ。

「大根の下の方、食べちゃえば?」
「え~~、サルが食ったんじゃん!」と抵抗するやまんば。
「平気だよ~。そこんとこだけ切ったらいいじゃん」
おおらかな先輩に感銘を受けた。来てもらってうれしかった。

後日、例のでかい白菜と水菜の交配種(というのか?F1とちゃうやろー)を持って帰った。鍋、おひたし、なんでもあう。
これ、種取りしてみよか。

え、大根?
サルと間接キッスする勇気はまだない。。。。(この、軟弱もの!)


2013年2月11日月曜日

こちら、不安局、不安局



「夜中、目が覚めてトイレにいくとき、色々考えるんだ。子供たちのことやら、自分の老後のことやら。色々考えると不安でね。。」
ぼそっとおじさんはいった。
「でもね、お日さんがのぼると、そんな気持ちは一掃されて、がらっと変わるんだ」
まぶしそうに木立を眺める。

やまんばもそうだ。夜中目が覚めると、自分の将来を考える。未来のこと考えると、
「ワクワクするなあ~」とおもうことはまずない。
「これからどうしよう~」のほうだ。
立ち上がったとき、どこかに痛みを感じたら、
「なんか変な病気だったらどうしよう」
って考えている自分に気がつくし、目覚めたとたんに、なにかしらの思考が動いているのを見る。まず、まちがいなく仕事や親や健康などの不安材料を見つけて、不安がっている。
そして朝カーテンを開けて朝の空気を吸い込むと、元気が出るのだ。
そうか。おじさんもそうなのか。


じつは浮かぶ思考は、自分で考えだした自分のものではないようだ。
「あら、そうなの?」
なんてカンタンには思えないだろうが、どうもそのようなのである。

ラジオがFM局をキャッチするように、頭にもチューナーが入っている。この空間には、いつも大量の思考が電波を発して流れている。それをたまたま似た周波数の考えを持つと、チューナーがぴゆっと合わされて、頭の中のスピーカーで音を出すようだ。特に寝ている間は無防備になっているので、カンタンにキャッチする。

「がーがー、ぴーぴー、こちら不安局、不安局。今日は健康の不安について放送いたします。では恐怖医科大の大学教授、恐怖教授にお話ししていただきましょう。」
「みなさん、身体のどんな痛みも、必ず、重大な病気がひそんでいます。今日は、目くそについて恐ろしいお話をいたしましょう。。。」
それをきいているやまんばは、
「ひえええ~~~っ、目くそ、こええ〜〜〜っ」とおびえるのだ。

この世にはお化けをよく見る人がいるかとおもうと、全然見ない人もいる。どうもそれも周波数のピントのあわせ方のようで、「お化け局」にあわせる人は、その局の周波数を記憶していて、ピッとあわせているのだ。
「宇宙人局」ってのもあるかもしれんから、その周波数をさぐっていると、そのうち会えるかもしれない。

きのうもトイレにおきながら、不安局の放送を聞いていた。きのうのテーマは「将来の不安」だったな。ここの放送局はなかなか志向がこらされていておもしろい。
おもしろいはおもしろいんだが、ちっともためにならない。なぜなら、恐怖によって、おろおろさせてくれる楽しさはあるが、よけいガックシ疲れる。おまけにいつのまにか、これは自分の考えだと思ってしまって、その感情に振り回され続けて、寝られないではないか!(自分でやっといて、なにおこってる)

だからテキトーに耳に入れて、
「あ、つまんね」と、さっさと周波数を変えるにかぎる。

やまんばは周波数を「イージーリスニング局」に変えて、スヤスヤと寝たのであった。


絵:「企業家たちの幕末維新」MF新書表紙イラスト
幕末、この世を動かした人々の資金源は一体どこにあったのか。それをひもといていくと、今の日本が見えてくる!今までになかった視点からの幕末です。おもろいで〜!


2013年2月7日木曜日

この世は自分で作った証明であふれている?



この世は幻である。
この世は自分の鏡である。
この世は全部自分が作っている。

どこかで聞いたことがある言葉だろ?知ってはいるが「なんのこっちゃ」だ。

私は「仕事で好きなように絵を描いたら、クライアントからクレームがくる」という信念をもっていた。
だから「私は好きなように絵を描いてはいけないのだ」という信念をもっていた。
これはイラストレーターになった頃身につけた信念だ。

へん?
へんじゃないよ!
だって、いつだって、好きなように描いたら、必ず、100%、直しがくるんだもん!そうやって、30年間やって来て、それは必ず証明されてんだもん!!!
だからあたしは、好きなように絵を描いてはいけないの!わかる!?
わかんないって?それはあなたとあたしがちがうからよ!あたしはそれを、とーっくの昔っから経験して来て、実体験として経験し尽くして来たから、これは絶対的な法則なのよ!

と、確信に確信を重ねて来た。
だが、あるとき、

はれ?これって、自分で作ってる。。。?

自分が「これはこうだ」と思ったものは、それが鏡のように返ってくる。とするならば、私が「好きなように絵を描いたら、絶対直しが来る」と思っていれば、それが鏡になって現れるではないか!するとそのアイディアは証明されることになる。証明されるっちゅーことは、それはすなわち確信になり、絶対的な法則としてその人の信念になるってことか?

ひょっとしたら、一番最初にクレームが来たのは、もっと具体的なこと、たとえば、
「つくしさん、ここ。このバイオリン、弦が一本足りないよ」とか、そんな微々たるもんだったりする。だけど、いつもびびっているやまんばは、
「クッ。。。クレームがついた!」とドッカーンと衝撃が走ったんかもしれん。
んでもって、「やばいやばい。あたしが好きに作るとクレームもらっちゃうんだ!」と勝手におもいこんだ。すると次の仕事をしたときも、「つくしさん、ここ、これこれがおかしい。。」と言われてしまう。そこでやまんばは、「やっぱり!やっぱりそーだ!これがこの世界の法則なんだ!」と確信するわけだ。

そーやって、思い込んだものが次々と現実に現れて、次々とその仮説が証明されていく。そうやって自分の人生作っているとしたら、おそろしーことではないか!

もし、もし、そのやまんばの信念が、単なる妄想だったとしたら。。。

近所のおばちゃんに気に入らないことされたとする。
「あの人、根性わる~」と勝手に「仮説」を立てる。するとその仮説にのっとって、近所のおばちゃんは、次々にあなたにいじわるをしかけてくるのだ。するとますますあなたは「やっぱしあいつは底なしの根性ワルだ!」と確信するに至ると、それはどんどん形になって現れてきて、あなたの人生に悪影響を及ぼす。


この世は「自分で作った証明」であふれていたりして。。。。

2013年2月4日月曜日

タバコが吸いたくなるウイルス



新たな病気が発生したようである。
「社会不安障害」。働き盛りの人が、人前で話せない病気だそうだ。

そりゃ、失敗したらいかんっておもってるだけやろ!
とつっこみを入れてはいけない。これは性格でも失敗がこわいからでもなく、病気なのだ。ちゃんとお医者さんに相談をしなくてはいけない。そして的確な治療をしてもらい、的確なお薬をもらわないとけないのである。

最近はなぜか病気がどんどん発生する。煙草をやめられないのも病気だそうだ。そしていろんな病気にはウイルスが発見されている。

そのうち禁煙できない人の中にも「タバコが吸いたくなるウイルス」が見つかり、ワクチンが開発されることだろう。人前で話せないウイルスも見つかって、そのワクチンもめでたく開発されることだろう。

じつにありがたいことだ。