週2回通っている整骨院。
まだ三十代前半のお兄ちゃん先生は男前。
初めてみた時ドッキリした。
しかも親切、めっちゃ丁寧。
プールに行く前に治療してもらい、
プールに行った後、また出向いて、
足首に変わったテープを貼ってもらう。
貼ってプールに行くと、泳いでいる間に全部剥がれちゃうからだ。
そのテープが色んな風に治療に役立つらしい
(意味がわかってないw)。
昨日もプールが終わって、
最近お気に入りの抹茶クロワッサンをカフェで食べていた時、
「あ、お兄ちゃんに一個プレゼントしよう」と思った。
いつも患者の都合に合わせて臨機応変にやってくれるので、
ちょっとした感謝の気持ち。
そう思ったら、そのあとから心が騒ぎ出した。
そんなものあげて、他の患者さんからどういう目で見られるかわからないでしょとか、
先生勘違いするかもしれないでしょ(それは、ないw)とか、
一個じゃなくておくさんとお子さんの分まで買ったほうがいいんじゃない?とか、
いろいろ考え始めて、だんだんめんどくさくなってきた。
そんなこと別にしなくていいんじゃね?と。
最初のワクっとした思いとは裏腹に、
心がふにゃ~ッと萎えてきて気がつく。
あ。これ自我の声だ。
この思いこそ、いらないんだった。
一番最初にピンときた考えのまま行こう。
一個買って、整骨院に戻った。
施術を受けながら、
「せんせー、抹茶って好きだったっけ?あ。お茶、やったことあったんだったよねえ」
と思い出した。
「抹茶大好きですよ!」
「んじゃ。これ、あげる。私の最近のお気に入りの抹茶クロワッサン」
「うわ。ありがとうございます!」
周りに人はいっぱいいたけど、気にならなかった。
自我の声は私を不幸にする。
ふいに浮かぶ喜びの思い。
それはきっと聖霊の声。
でもふいに浮かぶ恐れの思い。
それは自我の声。
私たちは絶えずこの声にやられている。
なんて事のない声だと思わされているのは、
自我がトリックを仕掛けているのだ。
私はあなたの味方だから。。。
あなたのためを思って言ってるのよとたたみかけてくる。
でもそれは他でもない、
消されることを恐れている自我存続のための言葉。
それは真っ赤な嘘。
そのことに気がついていく。
そしてもう、その手にゃ乗らん。
と、喜びを選んでいく。
絵:コージーミステリー表紙イラスト
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