2015年1月19日月曜日

20センチ四方のドラマ



やまんばは美形が好きである。
美形でも色々あって、完璧な美形から醜にほとんど傾いている、そのビミョ~なところがいい男っているよね。

最近もてはやされているセクシー俳優Sもそのうちのひとり。彼はほとんどすれすれの危うい位置に立っている。爽やか系でなくて、どろっとしたデカダンス的な、美輪明宏さん系の顔立ちだ。「顔が性器」っていわれるのもうなずける。

けさふと思ったんだけどさ、人は他人をほとんど顔で判断している気がする。
いい男って、顔で決めてない?

肩の形がいいからいい男、ってゆーひといなくね?
足の指の形がいーから、いい男っていわなくね?
結局、顔がいいと、肩の形も、足の指の形も「すってきい~」ってなる。
性格だって何となく顔で決めてない?
いい男は、多少性格悪くても、「そこがワルっぽくていーのよー」と、おもいっきりフォローしてね?

なんだなんだ。結局ほぼ顔なのか。
立った20センチ四方のせまこい範囲内の4つの部品がちょっと大きかったり小さかったり短かったり長かったり上がってたり下がってたりしているだけなのに、そこに全てが集約されている。
その20センチ四方が男前にすげ変わっただけで、いきなりステキな人に見えてくる。
その20センチ四方が出川の顔にすげ変わっただけで、うっとおしくなる。
人って、単純よね~。


とかいいつつ。
「おれ、顔でカミサんをえらんでないよ」
とダンナに言われて、なんだかムッとする。
「ええ、ええ、どーせそーでしょーよ。」
と、ふてくされている自分。

やっぱりしっかり顔にとらわれてるんじゃねえか。

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