2013年10月21日月曜日

イヤなとこばかりみてて幸せになるのか



ひとってさあ、悪いとこばーっかリ見るとおもわない?

例えば自分のここがキライっ!とかおもうじゃん。すると、そこをなおす事ばっかり考える。
自分のこの状況がイヤっ!とかおもうじゃん。するとその状況を必死で変えようとする。
その定義は、「悪いとこ取り除いたら、幸せになる」というアイディア。

それって、他のことにも当てはまる。
ダンナのここがイヤっ!っておもうじゃん。すると、ダンナのそこばっかりが気になって、
「あいつ、あれさえなかったらなあ~」
って、そこをなんとか変えさせようと思う。
上司のここがイヤっ!っておもうじゃん。するとそこの部分ばっかり気になって、そこを嫌悪したり、悪口言ったり、その状況に入らないように努力したりするじゃん。

その定義もやっぱり、「悪いとこ取り除いたら、幸せになる」ってことじゃん。

ところがはたから見てたら、その人の自分がここキライって部分は、その人のほんのちょっとのパート、全体の7%ぐらいしかなかったりする。あとの93%は、オッケーじゃん!なのよ。
あの子はそこはちとへんやけど、他の部分はもう、すっごいすてき!だったりするわけ。

だけどみんな自分のことも他人のことも、イヤな部分ばっかり気にして、そこを取り除くことに必死になっている。

その部分を取り除いたら、果たして幸せになるのか。
現実はそーはトンニャがおろさない。

ビンボー脱出して大金持ちになっても、家族の問題や自分の身体の問題が持ち上がってくる。ビンボーな頃は、「金さえ手に入りゃ俺は幸せなのに!」と金持ちを恨んでたヤツが、「この病いさえなくなれば俺は幸せなのに!」と、いつのまにか別の問題を見つけてくる。

そう。みつけてくるのだ。問題意識。危機意識。戦うための材料。

そーやってジンルイはフンソウしてきたのだ。

ぼけーっとするな。いつもなにかしていろ。さもないとろくでもない人生になるぞ。
小さいときから脅されて来たこの言葉。

お日さんにあたって、「ほんにゃ~、ええきもちい~」となってると、
「こら。ぼけてんのもそのへんにしときいや。今日のお仕事がまっちゅーやろ。はいはい、仕事仕事!」後ろからパンパンと手を叩かれて重たい身体を持ち上げて渋々イヤイヤ仕事にいく。
仕事がないと、
「おいおい。ボケてたらおまんま食い上げやぞ。はよ仕事探しにいかんか!」
とあせらす。

つねになにかしてないといけないと思い続けている。止まったら死んでしまう。(サメか)

そのための格好の材料が「マイナス要因を見つけてくる」ことだ。

「う~む。私のどこが問題なのだ。そーだ。この部分が足りないから今の状況になるのだ。それを足していこう」
「う~む。私のどこが問題なのだ。そーだ。この部分が問題だから、それをとりのぞこう」

こーやって、つねに自分と外の問題点を「解決する」ためにフンソウしつづけるのだ。


やまんばはね。そーゆーの、あきちゃった。
ずーーーーーーーーっと、そのパターンで来たんだ。
ほんとに、ずーーーーーーっとそれでやりとおして、それでも納得いかないんだ!やなことはちっともへらない!
じゃ、これからもそれをやりつづけるのか?
それは It works. とおもっているのか?
ひょっとしたらそれは、It doesn't work. ではないのか?

ひょっとしたら93%のオッケーで、そのまんまでいいんじゃないか?残りの7%のダメだしにずーーーっとひっかかっているよりも、あとの93%のオッケーを生きていたら、もっと人生生き生きするんじゃないか?

7%の欠点は、その人にとってクローズアップされて100%ぐらいの悲劇になっている。だけどほんとは、ほんのちょっぴりなんだ。勇気を持って自分のあとのいい部分を真正面から見よう。

きゃ~、あたしってすっご~い!とかいって、ごまかしたくなる。いわゆる「ポジティブ思考」におどって、ネガティブな部分を打ち消すのではなく、静かな時間にほんとうに個人的に自分のいい部分を静かに観察する。
そしたら、そよかぜのようにふんわりといいところが見えてくる。7%の欠点は、93対7としての割合の、ほんの小さな部分におもえてくる。

試しに他人を見てみよう。いい部分はすぐ見つかる。そしたらそこをすかさずほめてみよう。すると相手は、くすぐったがったり、「ふん。そんなもん」とかいって知らん顔してみたりするけど、喜ぶ。その姿を見て自分もうれしいはず。そのよろこびは、その人がもつ長所の一つ。ほら、みつけた。

長所はいっぱいある。あふれんばかりにある。それを見つけるよろこびは、あなたにパワーをくれる。そのパワーがいろんなことを It works. にする。

4 件のコメント:

まいうぅぱぱ さんのコメント...

賛成!

つくし さんのコメント...

おおっ、うれしいねえ!

まいうぅぱぱ さんのコメント...

にある人の悪口言ってる人に、言われてる人をの良い所を話してたら、ケンカになりかけた、経験があります。人付き合いは難しいと、思います・・・。

つくし さんのコメント...

そりゃー、おこるわ(笑)。

だってえ、悪口言ってる人は、その悪口に同調してほしいわけだ。
それを「いやいや、そーはいっても、その人もいいところはある」っていえば、その悪口は否定されたことになる。悪口がさめちゃう。
 
その、悪口を言ってる人の、いいところを話すんだよ。
「お前、こういうところ、いいよな」って。
第三者のいいところじゃなくて。

そしたら悪口モードが、ふいをつかれて、
「ええ?そーかい?でへへ」
なんて、それまでの空気が変わるかもよ。