2014年12月4日木曜日

主人公の心の声はほとんどネガティブ



「今日会社休みます」とゆードラマがおもしろい。
主人公が心の中でしゃべっている声がおかしい。
「ぷぷ~っ。ある、ある、それ」
「わかる~。あたしもそー思っちゃう」
「ああ~っ、そこまで考えちゃう~。ダメでしょそこまで行っちゃったら。。。」
などなど共感したり、同情したりする視聴者は多いとおもう。

「素敵に選タクシー」も同じよーに、主人公がぶつぶつしゃべっている。
やっぱり彼の言葉に共感したり同情したりウケたりしているんではないか。

小説も映画もドラマも、いつのまにかその主人公の気分になって、いっしょにドラマにのっかるのが醍醐味なのだ。


ところで、「今日会社休みます」の主人公の心の声は、ほとんどネガティブ。
自分の失敗を見つけては右往左往する。または人の態度をネガティブにとらえる。そしてその結果を悪い方に悪い方に展開させて、最悪の状態までもっていき、ひえ~~~っと、おびえる。
ところが現実はそこまでのことはなく、淡々と進んでいく。それでほっと胸をなで下ろす。

過剰なまでに反応する主人公を見て、「わらえる〜」とウケるそこのあなた。
これ、実際やってね?

心はいつもぴくぴくおろおろビクビクしている。
どこかで自分がまちがっていないかチェックしている。
あるときそれを見つけては「ヤッちまったアー!」と心が大騒ぎし、その結果を妄想し、どーしよー、どーしよーと連呼し、アーダコーだと解決策を練り色々試みる。または心だけが爆走して一歩もうごけない。
しかし時間は淡々と過ぎ、何事もなかったかのように過ぎていることをひそかに確認し、ほっと胸をなで下ろす。。。それをずっとくりかえしている。。。

心の中はほぼネガティブなことを連呼しているのを、よくあらわしてくれているドラマだなあとおもう。

そーゆー、くちゃくちゃになっている主人公を見てウケるよーに、自分の状態も
「ああ、しっちゃかめっちゃかになってる〜。ウケる〜」
と、他人事のよーに見れたら、人生はそこから本格的に味わえるよね。




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