2011年3月28日月曜日

すいません。。。



こっちが正しい、あっちが正しい。あんな奴はくそだ。信じるな。

今、ネット上では炎上している。人の意識が完全に核分裂を起こしている。どこまで暴走するのか。

ついこのあいだまで、陰謀論で共通の誰かさんを敵にして共感しあっていた人々は、原発の今の状況について意見が割れ、いつのまにか互いの意見のちがいで戦いあっている。今は自分に同意してくれる人以外は、みんな敵になった。


誰か特定の人々が悪いんではなく、こうやって互いを非難し、自分を正当化する意識が、この世に大きな矛盾を作り出したのではないんだろうか。
かくいう私もそうだ。誰かを怒ってなじって自分を正当化する。私の中に、この世の悪の枢軸が潜んでいる。こんな悲惨な状態に日本がなったのも、じつは私の中にある2元論が作り出したのだ。あいつが悪い、私は悪くない、あいつは間違っている、私は正しい、こっちの方が得だ、あっちは損だ。自己嫌悪が大好きな私は、自分の非難に明け暮れる。そのうち苦しくなって自分を正当化する。心の中は常に非難と正当化で渦巻いている。

この世は鏡だ。自分の中にあるものが外に現れている。悲惨な心になると、悲惨なものが現れる。怒りが爆発すると、まわりも怒っている。この今の状況もネットで炎上している状況も、みんな私が望んだものなのだ。退屈でしょうがないから、何かが起ってくれる事を願ってしまっていたのだ。生きている実感をほしがったからなのだ。私もこの悲惨な状況の援護者なのだ。


絵:「モンスター列伝」出光佐三/出光興産創業者

2 件のコメント:

まいうぅーぱぱ さんのコメント...

私もそうダス!!
って有価自分が間違っている前提だと話ができない・・。
問題は、間違っている自分を、会話の中で矯正できるか?
ではないかと思います。矯正できないから、どう見ても屁理屈で、議論が捻じ曲がってく・・。
私はその傾向もあるんですけどね・・。

つくし さんのコメント...

一旦言い出すと、会話の途中で自分が間違っている事になんとな〜く気がついても、それを素直に認める事は実に難しーのだ!大人として、言い出したからにはあとにはひかねえ!みたいな。

ショージキ認めちゃえばいいんですけどね。なかなか素直になれんのです。認めちゃう事は、自分がなくなるような恐怖を感じちゃうんです。
やっぱ、恐怖、だな。