2009年10月24日土曜日
マンハッタン畑
だれも知らないが、ウチの畑には、畝道に名前がついている。
畑のまん中に南北に走る大通りがある。これをブロードウエイと呼ぶ。(おまえが勝手につけたんじゃろが)このブロードウエイは、まっすぐではない。なんとな〜く曲がっている。これはまさにマンハッタンのブロードウエイとそっくりなのだ。その道をつけたのは、よくコメントくれる、まいううぱぱさんの義理のお母さん。なんだか知らないが、まっすぐついていない。そこがまさに、ブロードウエイなのだ。じつはマンハッタン島にオランダ人がはじめてやってきたとき、その島に一本だけ道がついていた。それがこのブロードウエイ。正真正銘オリジナルの道。マンハッタンの碁盤の目のストリートに一個だけ不自然にひょろひょろとうねうねとなが〜い道がついている。つまりここにインディアン(たぶん、イロコイ族)が、何かの目的のためにつけた道なのだろう。(この何かの目的のためについては、道フェチである私の崇高なる論が炸裂してしまうので、今日はこの辺で留めておくことにする)
何でもコントロールしたがる西洋人にしては、この道をそのままに生かしてくれたことに感謝する次第である。そう、そのまさにおばあちゃんというインディアンが、何かしらの深い意味を持って、なんとな〜く右に曲がりながら、道を開いてくださったのだ。これを生かさないわけにはいかない。だから、これがブロードウエイ。そうすると必然的に(どこが必然的や)、すべての畝道が命名されることになる。
まず、入り口近くの今蕎麦が植わっている広い畑は、まさにセントラルパーク。その先ははじめて本格的な畝ストリートが展開する。そこは59street。横の小屋はさながらティファニーってとこか。そのままブロードウエイ沿いに南に下ると、最初の大通りに出る。これがミュージカルでにぎわう42street、タイムズスクエア。それから下に降りると、週に3回出店でにぎわう、ユニオンスクエアへとつながるのだ。私はそこを憩いの場所としたい。美味しいパンや地野菜をふんだんに買えるマンハッタン島の台所なのだ。そこにござを敷いて、うまい昼飯でもいただくスペースとしよう。さて、その下はソーホーへと続く。そしてその先はJRの線路となる。畑と線路の間には、開墾当時の竹や草や樹々の枝で作られた壁がある。これをウオール(壁)街と呼ぶ事にしよう。畑の東には川が流れている。これがイーストリバーだ。
奇しくもここは離れ小島のような畑と先日いったが、まさにここはインディアンの聖地マンハタン島。(オリジナルがマンハタン。それがなまってマンハッタンとなったらしい。そしてその意味は「マニトーの神の島」という)
これからここをマンハタン畑と呼んでおくれ。
絵:T&Rカットイラスト
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2 件のコメント:
"マンハタンはたけ"・・・
長い・・。
”マンはたけ”じゃだめだケ?
うまい!マン畑ね。
男の畑...?
じゃあ略すのが好きな日本人だから、
「マンハタ」!
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