2017年11月1日水曜日

へんてこな夢


夢を見た。

高いビルからとうとつにでっぱった半畳ぐらいの小さなスペースに、わしら夫婦は住んでいる。

そのでっぱった先には動物の巣のようなものがあって、そこには3、4匹のけもくじゃらのタヌキみたいな野生の子供が丸くなって寝ている。カラスも鳥もやって来る。ときどきヘビもやって来る。
アオダイショウとマムシがぐっちゃになって、布に絡み付いていて、それをだんなにとってくれるように頼む。
だんなは、ヘビが絡み合った布をぶんぶんふって、落とす。
ヘビたちは宙を舞って下に落ちていく。



目が覚めた。
「へんてこな夢だなあ。。」と、頭をボリボリかく。

布団を畳みながら思う。
あの夢、ぜんぜんつじつまが合わないじゃないか。

だいたい高いビルからあんな小さなスペースが飛び出しているわけがない。
んで、そこに住んでいるはずもない。
そこにタヌキみたいな野生動物の巣があるはずないじゃないか。

それなのに、夢の中に出て来るわしらは、それを「ふしぎ」ともなんともおもってない。つじつまがあわない、ともおもってなくて、トーゼンのように、住んでいて、トーゼンのように、布に絡み付いたヘビをふりはらう。。。



布団を上げながら思う。
わしらは、ここに住んでいる事を何の不思議とも思わずに、住んでいるよね。
つじつまあってるとおもってるよね。
ほんと?

それを夢が冷めた存在から見たら、
「あっはっはあー。おかしなところで住んでたよなあ。なーんであれがつじつまが合ってるって、信じ込んでいたんだろ。いやー。馬鹿げた夢だった」
って、おもってたとしたら。。。(笑)

いやいや。しっかりつじつまあってる。ものを落とせば、下に落ちる。
太陽は東から昇って、西に落ちる。。。うんうん。あってるあってる。
と、つじつまが合う証拠をいっぱい探してくる。

でも、その「つじつま」も、たんに夢の中での「つじつま」だとしたら。。。

うっひゃあーーっ!






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